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作業記憶(ワーキングメモリ)と運動遊び【吹田市放課後等デイサービス】

2019-11-08

こんにちは、吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪 吹田教室です。

私事ではありますが、最近ものすごく年齢を感じます。

訓練室にいて、そうだあれがいる!と思って事務所に入ると

「あれ?何取りにきたんだっけ?」

って首をかしげてもう一回訓練室に戻って必要だった物を思い出す。

こんな事ないですか?

物事を順序良く遂行する為に一時的に情報を頭の中に保持しなければいけませんよね。

これを作業記憶と言います。

短期記憶ワーキングメモリともいわれており、

脳の前頭前野でその働きを担っております。

簡単に言えば

「これをしながらこれをする」、「ながら作業」の為の記憶力というやつです。

発達障がいやグレーゾーンのお子さんの中には

ワーキングメモリに対して課題を抱えるお子さんもとっても多いです。

特にADHDのお子さんの脳の働きと深い関係があったりしますし、

自閉症のお子さんの中でもワーキングメモリの働きの弱さから迷子になりやすい、なんて方もいます。

 

 

ADHDとワーキングメモリ

ADHDという障がいはセルフコントロールの障がいともいわれる程に

抑制するなどの働きが弱いとされている障がいです。

ADHDのお子さんは主に

 

・前頭前野(実行機能)

・尾状核(調節機能)

・全帯状回(選択的注意)

 

この三つの働きに対して働きの弱さが出ている為、

衝動性や不注意などのひっかかりや困難として表に出てきてしまうのです。

ワーキングメモリはこの三つの中の前頭前野の働きの一つです。

前頭前野には重要な実行機能の中枢がいくつか存在し、その中にワーキングメモリがあります。

ワーキングメモリは学習や認知などの情報処理のための一時的な短期記憶ですので、

上手く働いていないと計画性のない行動をとってしまいがちになります。

また尾状核が発達の気にならないお子さんに対して、ADHDのお子さんは

容積が小さくなってしまっている為、調節機能が上手く作用せず、

ワーキングメモリを働かせて行動へ移す時に重要な働きを司っています。

その尾状核の働きが弱い事がADHDのお子さんがワーキングメモリに悩みを抱えている事と関連しているとも考えられています。

 

ワーキングメモリ強化のすすめ

お子さんのワーキングメモリへのひっかかりに悩みを抱えている保護者さんも多いようで、

「ワーキングメモリを鍛えてほしい」というご要望をよく耳にします。

活動の中で運動と絡めて遊びとして取り組んでもらっています。

 

何かをしながら何をする

例えば…

カップをタッチしてから進んでもらったり、

質問しながら取り組んでもらったり…

すると、考えるあまりについつい止まってしまう、質問に夢中になって考えてから進もうとする

なので鉄棒で時には補助として手伝いをしながら質問するようにする事で、

考えながら体を動かしてもらえるように持っていくようにしています。

タッチする順番を覚えて、その通りにタッチしながら進んでもらったり、

〇〇歩きで〇〇をとってきてどうするという

複数の指示順序良く覚え実行しながら体を動かしてもらったり。

スタートする合図を決めたりとワーキングメモリを鍛えるための運動遊びは

無限大に広げられるので、子ども達が飽きてしまわないように毎日考えています。

覚えておく事が応用になればなるほど、たくさんに増えてくるので

はじめは中々難しいですが、スモールステップとして段階をふんでいき、慣れてくるとできるようになってくるので、

タイミングを見てその子その子に合わせたレベルの上げ下げを行っています。

少し出来ると自信がつくのか楽しんでくれるようになりますし、

こちらの指示を聞こうと集中力も上がっていきます。

 

さぁ皆で楽しくレッツ運動遊び♪

楽しくワーキングメモリを働かせる意識付けをしていきましょう!

 

 

 

 

 

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忘れ物とワーキングメモリ【吹田市放課後等デイサービス】

2019-02-06

 

こんにちは、吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪 吹田教室です。

保護者様からよく耳にする悩み事の一つに、

「忘れ物がとっても多いんです」というものがあります。

発達が気になるお子さん(発達障がい・グレーゾーン)の中には、

何度言われても同じものを忘れてしまったり、宿題をするのを忘れてしまったり、

お友達との約束や係の仕事…

はたまた一番残念な忘れ物は宿題をやったのに宿題を持っていくのを忘れてしまった!など…

忘れ物をしないことの方が珍しい!なんてお子さんも中にはいるみたいです。

 

 

 

発達が気になるお子さんはどうして忘れ物をするの?

 

こうした忘れ物が多いお子さんの特徴の一つに、

連絡帳をきちんと記入していないパターンがあります。

そもそも連絡帳を忘れてしまっている!なんてこともありますし、

連絡帳をきちんと書くようにしてもその連絡帳を確認する事を忘れてしまうお子さんもいるので、

そもそも連絡帳の意味がないですよね。

また、持ち物に関しては自分の物であることすら忘れてしまって、

忘れてきたり失くしてきたりするお子さんもいらっしゃるようです。

忘れ物が多いのならば、その都度買ってあげればいいと思うかもしれません。

忘れ物の中には「人との約束を忘れてしまう」といったケースもあります。

この場合ですと、お友達とせっかく遊ぶ約束をしたのに、

その会話自体を忘れてしまって、対人関係でのトラブルの原因となってしまう事もしばしば…

コミュニケーションに対して課題を抱えているお子さんも少なくはないと思います。

このような事態の原因の一つに「ワーキングメモリの弱さ」が関係しているのです。

 

 

 

ワーキングメモリとADHD

 

ワーキングメモリとは、短期記憶と呼ばれるものです。

脳の中で得た情報を一時期メモをし、情報を整理し、必要な時にその情報を引き出し、必要でなくなれば忘れていく。

その働きを担ってくれているのです。

しかしながら個人によってそのワーキングメモリの器の大きさというものは変わってくるものなのです。

ADHDなどの発達が気になるお子さんの大半はこのワーキングメモリの弱さにひっかかりを感じているようです。

 

 

発達障がいのお子さんとよくある誤解と対処法

 

短期記憶力が弱いお子さんたち、それでも周りはそう思ってはくれません。

よくある誤解によってお子さんたちの自尊心が傷ついているという事も知っておいてください。

 

・反抗心から指示を聞いていない

・周りを困らせようとわざと忘れたふりをしている

・不真面目からわざと忘れている

記憶力が弱いからこそ起こっていることです。

生まれつきのものなので、記憶力を鍛える事はできません。

補う方法を見つけていくことが大事なのです。

・本人の記憶力に頼らずとも覚えておける方法や思い出す事のできる方法を探す。

(メモを取るなど)

・周りの人間に「忘れていない?」と確認をしてもらう

・予備を準備する(忘れてしまった時の為に)、持ち帰ったり持ち出したりせずともよい工夫を行う

・何か指示を出す時は「一度に一つ」を心掛け本人の焦りや混乱、情報の忘却を防ぐ

 

このように環境を整える事、習慣づけを行う事で短期記憶の弱さは補う事ができます!

 

反省させるだけ、は逆効果!

 

「どうして忘れたの?」「話は聞いていた?」

叱るだけ、反省させるだけは逆効果です。

また忘れた回数を明確にしたりして本人に意識させようとする事も、

本人の自尊感情を傷つけてしまうだけです。

これらは自己肯定する気持ちを一気になくさせてしまうだけで、

忘れ物を減らす事への効果は期待できません。

不真面目でもないし、話を聞いていないわけでもないので、

ともに寄り添い一緒に忘れ物をなくしていく工夫を行う、習慣づけをするという事が大事なのです。

 

 

 

 

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ADHDの原因の噂、ウソ?本当?【吹田市放課後等デイサービス】

2018-09-06

 

 

 

先日の台風はものすごかったですよね。

流石に台風の次の日はこども達の間もその話題で持ち切りでした。

こんにちは、吹田市 放課後等デイサービスこどもプラス大阪 吹田教室です。

 

 

ADHDの原因だと言われている様々なうわさ

 

うちの教室にもADHDを抱えているお子さんはとっても多いです。

最近発見されやすくなり、随分とその名前が世の中に浸透してきた発達障がいの一つですよね。

しかしながらこのADHDの原因には様々なうわさがあるみたいです。

「親の育て方よ」と言われてしまう事もありますし、「遺伝性」が関係しているともうわさされています。

この二つが原因ではありません。

ただし遺伝性はありませんが家族性は認められています。

兄弟の1人がADHDであれば、他の兄弟もADHDである可能性は高まります。

 

 

ADHDの原因だと言われている噂は本当?ウソ?

 

これのほとんどが嘘である事が多いです。

 

砂糖の取りすぎ?

砂糖は血糖値の変動を高めてしまう為に多動性や衝動性の原因になる為ADHDの原因であるという説です。

×

ADHDの直接的な原因ではありませんが、確かに多動性や衝動性を表面化してしまうおそれがある為に、

食生活の改善を必要とするお子さんもいる事は確かです。

 

食品添加物の摂取による物である?

アメリカで1975年ごろにとある医師が食品添加物が子ども達の多動を引き起こすのではないかという説を立てました。

×

後に研究によりADHDとは関係があるような結果はいまだに得られてはいません。

 

妊娠中の母親の喫煙が原因である?

妊娠中に母親が喫煙をする事により子どもがADHDになる可能性が高まると示した調査もあります。

×

喫煙が原因だ!とは明確に言い切る事ができません。

 

 

 

ではADHDの原因は親の育て方やしつけ!?

 

子どもがすぐに手を出したり、座っておく事が苦手であったり、

落ち着きが無かったり、話す事をやめる事ができないでいると、

ついつい「親のしつけが~…」「育て方が~…」と言われがちです。

しかしながら、そのお子さんがADHDであるのであれば、それは間違いです。

気を付けていても、中々じっとしている事や衝動性を抑える事が難しい脳の働きをしているのです。

その特徴が治らない限りはいくらしつけを厳しくしても治るものではありません。

決して甘やかしすぎや厳しすぎでなるものではないのです。

 

 

育て方や接し方でADHDが悪化する事も?!

 

子育ての仕方がADHDの原因になるというはもちろんウソですが。

だからといって子育ての中での配慮が必要でないかと言えば、決してそういうわけではありません。

しかし子育てが「症状を悪化させる原因」になってしまう事はあります。

子ども頃にADHDの特性に悩まされていた方でも、

大人になってからは問題なく社会生活を送り、活躍されている方もいます。

そういった方はこどもの頃に周りに認められ、ADHDの特徴を克服するための手立てを伝えられてきている方が多いです。

その逆で、周囲の大人に認めてもらう事ができずに怒られてばかりであった方は、症状が悪化したり

また二次障害として社会適応が難しくなる場合もあります。

結果としては子育てやしつけの仕方は「ADHDの原因ではない」ですが、

「ADHDを克服する為には重要」であると言えるのです。

 

 

 

ADHDのお子さんの為に行う運動療育

 

うちの教室ではADHDのお子さんに向けた運動療育も行っております。

 

ガマンする事が苦手なのであれば、

ゲーム感覚をプラスして

自然と動きを制御してもらいます。

 

運動が得意なお子さんなのであれば声かけを仕方を変えて、

考えるタイミングを作ってもらう事で、

衝動的に動くのではなく、一瞬止まって動いてもらう事で安全を確保しています。

 

大人がそばについて

「できないから補助に入るんじゃなくって、皆の安全の補助に入っているよ。」

と説明する事でその自尊心を傷つけない努力をさせていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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