LDってなぁに?【吹田市放課後等デイサービス】

2017-10-16

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こんにちは。

吹田市 放課後等デイサービス、こどもプラス大阪 吹田教室です!

運動会シーズンも終わり、本格的に秋・冬に向かってきましたね。

2学期に入り、1カ月がたち宿題の量もしっかりした量が出ているようで、

教室のこども達はひぃひぃ言いながら宿題をしています。

私も宿題が大嫌いでした…。

問題が面倒な上に、やっても学校に持っていくのを忘れたりしてたんですよね(笑)

 

私の場合は単なるめんどくさがりでしたが、もちろんそうでない子もいます。

 

勉強嫌い、学習困難とはちょっと違う…?

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最近、少しずつ耳にする事が多くなってきた「LD」という発達障害があります。

Learning Disordersまたは Learning Disabilitiesの略称で、

日本語では学習障害といいます。

LDには自閉症のような世界で認められたはっきりとした定義はありません。

日本でよく用いられる定義も1999年に文部省が定めた物なので、

まだまだ浸透しずらい発達障害であるのも事実です。

 

LDの定義

①基本的には全体的な知的発達には遅れがない

②聞く事に困難がある

③話す事に困難がある

④読む事に困難がある

⑤書く事に困難がある

⑥計算する、または推理する事に困難がある

⑦これらの原因は中枢神経系になんらかの機能障害がある事である

⑧その他の障害(視覚障害・聴覚障害・知的障害等)や環境的な要因が直接的な原因ではない

計算はできても、書く事につまづく子もいれば、

ひっ算(計算)はできても文章問題(読む)につまづく子もいます。

LDという枠組みの中でもその子その子によってひっかかりやつまづきは違ってでるのが特徴です。

 

LDと脳の関係

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学習障害の中には、ディスレクシアという障害があります。

これは、主に読みや書きに大きいつまづきを感じる障害です。

あのハリウッドスター、トム・クルーズが自らディスレクシアであると公表した事によりその名前が広まりました。

普段お話しをしてる時は何ら違和感はないのに、

音読をするとなると急に言葉につまったりたどたどしくなったり、

文字を書くときも鏡文字になったり…。

読む事・書く事に困難を抱えるというのが特徴です。

最近は「読み書き障害」と呼ばれる事も多くなりました。

このディスレクシアを抱えているのはLDの方の役8割程だと言われています。

またこの文字の読みや書きを司る中枢は左頭頂葉の「角回」と呼ばれる部分です。

この角回に脳腫瘍ができたりすると「後天性失読症」と呼ばれる

後天性の障害になる事もある程、読み書きと深いかかわりのある部分です。

この角回の働きがディスレクシアの子は弱いというデータも出ています。

そして、前頭葉の「ブローカ野」と呼ばれる部分の働きも弱いようです。

ブローカ野は運動性言語の中枢で、これにより話す事へつまづきがでているのだと考えられています。

 

このように学習面で様々なつまづきを抱えるLDですが、

上記の通り、直接的な原因はADHDや知的障害ではありません。

そしてもちろん本人の怠業等が原因でもありません。

また就学後に初めてつまづきを感じるという場合も少なくありませんので、

気づかれにくいこともあり、周りから「努力が足りない」など勘違いされやすいのも事実です。

そして「どうせ自分にはダメだ。」や「やっても意味がない」とマイナスのイメージを持ってしまい

勉強自体を嫌いになりがちです。

そうならないためには一人一人にあった手厚いサポートで、

本人に苦手意識だけを持たせない事が大切です。

また直接的なLDへの療法ではなくとも、

片足立ちなど、足を使う運動が前頭葉を鍛えるという説もあります。

まずは本人にあったサポート方法を探す事からはじめてみましょう。

 

 

 

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