文字を読むのがしんどい【吹田市放課後等デイサービス】

2019-12-13

こんにちは。

こどもプラス大阪吹田教室の徳永です。

 

気付いたら、2019年もあと少し!?

という時期になりましたね。

1年が過ぎるのがあっという間に感じるのは年を取った証拠でしょうか。

 

ですが、あっという間に感じるからこそ、

1日1日を大切に、積み重ねを大切にしたいと感じています。

感じるだけで、なかなか実行できないのが悩みの種ですが(汗)。

 

そんな、積み重ねたいと考えているものの一つとして、

本を読んで知識を積み重ねたいというものがあります。

 

皆さんは毎日本を読んでいますか?

 

読んでいる人は言われなくても、時間があれば読んでいるでしょうが、

読書の習慣がない人にとっては、難しいことです。

 

大人にとってそうなら、やりたいことがいっぱいある子どもにとっては、

なおのことです。

 

さて、得意不得意があれども、毎日取り組まされるのが宿題というもの。

その中でも、本読みの立ち位置は特殊なものです。

 

なぜなら、漢ドなどと違って、読んだというサインさえもらえるなら、

実際に読んでいなくてもごまかしがしやすいからなのです!

……などと気勢を上げて書くことでもありませんが、

それだけ、嫌われがちな本読み。

 

ではなぜ読みたがらないのか?

ただ面倒くさいだけ?

 

もしかしたら、それには理由があるのかもしれません。

 

読字障がい(ディスレクシア)

読字障がいは、文字を読むことに困難がある障がいです。

文字を読むというと、簡単に思える行為ですが、

その実、脳内では様々なプロセスを経ています。

 

そのプロセスにおいて。何らかの機能障がいや、偏りがあるために、

文字を読むことが難しくなってしまう学習障がいの一つなのです。

 

これは脳梗塞などの後遺症として後天的に読めていたものが読めなくなる

「失読症」とは別に分類されていて、読字障がいは発達期の特異的なもので、

先天性に分類されることが多いです。

 

その症状はどのようなものがあるのでしょうか?

 

主だった症状と困りごと

・音韻処理の不全

・文字と音の変換が苦手である。

ひらがなの文字と、音を結びつけて読むのが難しい。

小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」などの文字や、

音を伸ばす「ー」などの特殊音節が認識できないこともある。

・聴覚記憶が苦手である。

言葉を音として記憶し、それを読んだり話したりしますが、

読字障がいの人の中には、この音韻認識が弱く、

聴覚的な記憶が苦手な場合があります。

 

・視覚情報処理の不全

※出展元:日本障害者リハビリテーション協会『「読める」ってたのしい。』より、抜粋

 

・文字が歪んだりして見えてしまう。

水に浸したかのように、文字が霞んで見えたり、

文字が重なって見えたり、歪んで見える場合もあります。

 

・文字が点描画に見えてしまう。

1つの文字が、点だけを使って描いているような

点描画に見えることがあります。

 

・様々な困りごと

日常生活でも、文字がかかわってくると困難さが生じます。

例えば、文字を認識するのに時間がかかり、

バスに乗りたい時に行先を認識できずに、

乗り遅れてしまうこともあります。

 

また、電話番号を認識しづらいために、しょっちゅう電話を

掛け間違ったりする人もいます。

 

意外と日常生活においても、文字を使う場面は多く、

自分が読字障がいと気付かずに、

自分を責めてしまう悪循環に陥ることもあります。

 

対処法と工夫

色付きの眼鏡を使用。

背景が白いと、意外と読みづらいものです。

色付きの眼鏡を使用して青や緑などの色がついていると、

意外と見やすいという人もいるようです。

実際に文字を読むスピードが上がった、読みやすさが向上した

などの報告もされています。

 

音声に変換。

耳からの情報は理解できることが多いため、問題文などの文章を

音声にして聞かせると宿題が捗ります。

教科書を見ながらその音声を聞くことにより、

文字や音・意味が繋がる可能性もあります。

 

文字を見やすいものに変換する。

フォーマットやフォントの違いによって、

読みやすくなったり、逆に読みにくくなったりします。

文字を大きくしたり、分かりやすい字体で表現したり、

読む範囲以外を隠してみましょう。

 

読字障がいについて理解しましょう

 

知的な遅れがないため、本人は必死に頑張っているのに、

周りから怠けていると思われることも多く、

自分はダメだと思い込んだりといった二次障がいへ、

繋がってしまう可能性も考えられます。

 

家族や周囲の人たちには、

文字の見え方が違う読字障がいについて理解し、

無理に怒ることがないようにしましょう。

 

 

 

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