Archive for the ‘発達障がいの悩み’ Category
アスペルガー症候群の治療とその後 (吹田市放課後等デイサービス)
アスペルガー症候群とは?
アスペルガー症候群は自閉症スペクトラムに含まれる障がいの一種で自閉症と違い言葉や知的な発達の遅れは見られません
アスペルガー症候群の子供は言葉が達者で話し好きだったりするのでコミュニケーション能力は問題ないと思いがちです
しかし実際は場面や相手の気持ちを気にせずに自分の話を一方的にしたり相手を傷つけるような言葉を言ってしまったりしてしまいます
その為、他人とのコミュニケーションが難しいという特徴があります
また自閉症と同じように特定の対象にのみ強いこだわりを見せるなどといった事も見られます
こういった理由から診断が難しく症名が決まるまでに時間が掛かる事も少なくありません
アスペルガー症候群の特徴
・融通が利かない
他人の言葉をそのままの意味でしか受け取れず、思った事を相手がどう思うかを考えずにそのまま口に出してしまい不快にさせてしまう事があります
その際でもなぜ相手が起こったのかを理解できずに悩んでしまうこともあるためコミュニケーションの取り方を練習するなど支援が必要になってきます
・顔の表情が読めない
その原因はアスペルガー症候群の人は顔のパーツには着目するものの、それらを組み合わせて表される表情を読み取り、その人がどんな気持ちでいるかを想像することが困難であることが原因にあります
・こだわりが強い
自分のやり方に強いこだわりを持っておりそのやり方と違うやり方をしなければいけない時は不安になり、時にはパニックになることもあります
パニックになった時には大声で泣いたり、物を投げたり、走って逃げだしたりといったり他者に八つ当たりをしたりしてしまうこともあります
・運動が苦手
アスペルガー症候群の子供は視覚や聴覚、触覚によって得られた知覚情報を脳内でうまく整理することができずに自分の動きを把握できないのではと言われています
・知覚過敏がある
大きな音や甲高い声、特定の音を苦手とする聴覚過敏や気に入った肌触りの服しか着なかったり粘土などの感触が気持ち悪くて触れないなどの触覚過敏も見られます
・時間の流れが理解できない
時間というものは過去と未来と現在がつながって出来ているというものを理解できていない事があります
一ヵ月や一年前などの昔の記憶が鮮明に残っていてある瞬間に目の前に起こったことのように蘇ってくることがあり、それが原因で突然パニックを起こしてしまう子供もいます
アスペルガー症候群の療育とその後
・社会的技能を身に着ける
アスペルガー症候群の子供は知能や言葉に遅れがない為。周りからはなかなか気づかれません
しかし社会に出ると人の気持ちをくみ取ったり場の空気を読んだりすることが必要になってきますがそれが出来ないことで挫折をした、無気力になったり二次的な精神障害を引き起こすこともあります
そうなる前に、どういう言葉だと人を不快にさせるのか、どの場面でどういう対応をしたらいいのか、という事を子供のうちから一つ一つ身に着けて行き社会性を身に着け社会生活を出来る様にしていくことが大切になります

自閉症の治療とその後 (吹田市放課後等デイサービス)
自閉症は周囲の接し方や社会的技能のトレーニングをすることで改善することができます
そしてその治療の一番重要なのは「療育」です
自閉症の子供の脳機能を薬などで他の子供と同じように動かすことはできませんが、逆に同じように動かすことのできる部分もいっぱいあります
その機能を伸ばしてあげてうまく動かない部分の脳機能を補う事ができれば、今までは出来なかった事が出来る様になったりします
このようにして、生活上適切な行動を取れるように教育的な援助を行う事を「療育」(治療教育)と呼びます
自閉症の治療はこの療育が中心になっていきますが訓練や指導によって子供の行動を変えていくものになるため、根気よく続けていくことで社会への適応力を付けることが目的となります
社会適応力を付ける
自閉症は生まれつき脳機能がうまく働かない部分があり不適応行動を取ってしまう事がありますが、それをしかたないとずっとそのままにしていると将来大人になり社会に出た時にその本人が困難に陥ってしまいます
ですから「苦手だからと言ってそのままにしておく」のではなくてできる範囲内で他人とのコミュニケーションを取ったり、その場に適した行動をできるようにしていくのが望ましいことです
療育の方法としてここでは3つ挙げさせてもらいます
●行動療法
不適応行動(好ましくない行動)やパニック等が現れた時には無視をしたりし評価せず、適応行動(好ましい行動)が現れた時には褒めて子供が正しい行動を取れるように導いていく方法
行動療法のポイント
・問題行動に対し怒ったり、罰を与えたりしない
・問題行動の原因がわかっている場合は、その原因を取り除く
・ほめたり、ごほうびを与える場合は「ほめられた」としっかりわかるような方法で行う
特徴
・行動一つ一つに働きかける治療法なので成果が形になって現れやすい
・自傷行為やパニックなどの問題行動を減らすのに有効
・個々の行動に対応させる治療法なので他の問題行動への適応が出来ない
●構造化
情報の取捨選択がうまくできない子どもに必要な情報だけに注意が向くように、不要な情報を遮断する環境を作る方法
構造化の方法
「空間の構造化」
・部屋ごと、場所ごと、机ごとに行う作業などを決める
(この机は食事をする机、あの机は勉強をする机、等)
・集中出来る様に他の刺激を排除する
(他のものが見えない様についたてをしたり、周囲の音が聞こえないようにテレビの音を消したり等)
「時間の構造化」
・スケジュール表を作り、1日、1週間単位でのやることなどを決める
「手順の構造化」
・課題や作業などをする時には細分化し、一つのステップが終わってから次に進める様にしていく
(段階ごとに何をやるのか示してあげるようにする)
・やり終えた課題が目に見えて確認出来る様にしてあげる
(出来たプリントを積み上げていく、シールを貼ってあげる等)
●感覚統合訓練
感覚統合とは・・・
音や匂い、光、皮膚への刺激等、五感で受けた刺激を認識し、どのように反応し、行動すればいいのかを支持する脳の働き
この感覚統合の働きが不十分な場合
・感覚過敏や感覚鈍麻が起こる
・落ち着きがなくなる
・運動や動作が不器用になったり言葉の発達が遅れる
といった障がいが起こってしまいます
感覚統合訓練の方法
・折り紙やあやとりなどの手指の細かな動きや目と手を同時に動かすような遊び
・音楽に合わせて体を動かす遊び
・ボール遊びや自転車などの全身を使った協調運動
感覚統合訓練のポイント
・失敗を出来るだけ経験させない
・出来たという達成感を味わわせるため、低いハードルから始める
・成功したときは思いっきり褒めて意欲を引き出す
自閉症は脳の障がいですが医学では治療をすることはできません
ですが、こういった「療育」を行う事で不適応行動や認知の困難は改善されていきます
そうした対応を長期にわたりおこなうことで苦手だった事が出来る様になったり人とのコミュニケーションも改善されていきます
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発達障害はどんな障がい?(吹田市放課後等デイサービス)
こんにちは、こどもプラス大阪吹田教室です
子供プラスに来ている子供たちはぱっと見た感じはわからないですが何かしらの発達障がいを持っているわけですが、そもそも発達障がいとはどういった障がいなのでしょうか?
発達障がいは3つの共通する特徴
① 脳の機能障がいが原因になっていること
② 乳幼児期に症状が現れること
③ 行動特性が本人の発達や周囲のサポートによって改善していくこと
以上の3つになります
脳の機能障がいということは、発達障がいは生まれつきのもので育て方や環境とは関係なく、また②の乳幼児期に症状が現れるということは子供の様子を注意深く観察していけば早期発見ができるということになります
さらに③の特性が発達やサポートによって変化するということは適切な支援、指導を行うことが出来れば改善することもありえるということです
しかし逆に周囲からの理解を得られずに好ましくない働きかけをすることで悪化する可能性もあるということです
脳の機能障がいとは?
私たちの脳には神経細胞が無数にあり隣の神経細胞に情報を伝達していくことで感情、判断、記憶、運動などを支えています
しかし脳機能の一部が違う働きをすると情報の判断や注意力に影響が出てしまいます
実行機能の障がい
ある場面において正しい行動や反応をとる脳の働きを「実行機能」といいますが、発達障がいの子供の場合実行機能の働きが異なるために、周囲に理解されにくい行動をしてしまうことがあります
例えばあいさつをされたとしても、自分にあいさつをされたと気付く注意力や掛けられたあいさつに対してあいさつを返すという判断力、こういった実行機能がうまく働かずに「なんで当たり前のことができないんだろう」と周囲に思われてしまい、障がいというものに気付かれず誤解をされやすい障がいといえます
いつ頃特性が現れるか
障がいの種類や個人差など気付かれる時期に差違はありますが発達障がいの行動特性は幼児期に現れます
この中でも特に気づきやすいのは自閉症です
自閉症の場合は0歳児の時から声を掛けても目を合わせない、あやそうとしても嫌がるなど特有の反応が見られるためその時点で「自閉症では?」と疑うこともあります
しかしそれだけでは自閉症なのか単なる特性なのか判断しづらいですが、2~3歳になってもことばを発さない、集団生活になじめないといった特徴が顕著になり自閉症だと気付くことが多いといえます
ADHDの場合は保育園や幼稚園で多動や衝動性が目立つようになってから、学習障がいは文字の読み書きや計算を行うようになる就学後に気付くことが多くなります
アスペルガー症候群の場合はこだわりや周囲に関心を示さなかったりといったことは自閉症と同じですが言葉の遅れはないために気付かずに大人になることもありますが、社会に出て集団生活を迫られると人とのコミュニケーションの失敗を繰り返し、診断を受け初めてわかるというケースもあります
早期支援により改善できる
発達障がいは親や幼稚園や保育園の先生が注意深く観察をしていれば3歳くらいまでには発見することが出来ます
気付きさえすれば発達障がいは周囲からのサポートによって変化するため、適切な支援・指導を行うことで不適応行動を改善することができます
脳機能の不具合自体を治すことが出来ませんが、「こういう時は、こういう風にすればいいんだよ」と方法を教えてあげることで適切な行動が取れるようになっていきます
全ての子供にそいうった能力は備わっており、そうした働きかけは早い方が効果的なため早期発見をすることが何よりも大切となります
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発達障がいの子供と発達障がいじゃない子供とどこが違うの?
発達障がいの境界線はあいまい?
こんにちは、放課後等デイサービスこどもプラス大阪です
発達障がいの子供には知的な遅れもないことも多いため、周りから理解されにくい現実があります。
そのため周りの大人がしっかり接してあげることが肝心です。
では、普段は特に変わったことが無いように思われていた子供が、運動会のリレーで1位になれなかった時に
突然かんしゃくをおこしてしまうといったこともあります。
また、授業中も静かに先生の話を聞き宿題もちゃんとやる真面目な子供が計算問題や漢字の書きとりでひっかかることもあります。
ある大学の先生のブログを読んだとき発達障がいの線引きがあるかないかも難しいと書かれていました。
発達障がいの診断基準は設けられており、それに当てはまれば障がいとみなすことができるそうです。
「発達基準のうち6つ以上が当てはまる」ことが条件となっている場合で、5項目が当てはまるケースは
「障がいではない」と言い切ってしまってよいのでしょうか?
その判断は難しいと言えます。
周りの環境にも左右される
例えばうちの教室に通っている子どもの中には多動の傾向を示す子供がいます。
多動とは落ち着きが無かったり、じっとしていられなかったりする状態のことを言いますが
それだけで発達障がいといえるのでしょうか?
私は捉える人の受け取り方によって変わってくるのではないかと思っています。
例えば「活発だ、のびのびしている」と感じる人もいるでしょう。
「落ち着きがなさすぎる」「度が過ぎる」と感じる人もいるでしょう。
そうなんです、人の捉え方によって多動傾向であると受けいられることもあれば、そうでなくなることもあるのです。
こどもプラス大阪では運動療育を通じて子供達に自分たちで考えて動けるように取り組んでいます。
明日からも子どもたちと一緒に少しずつ成長していけるよう頑張っていきたいと思います。
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コミュニケーション能力を身に着けるには
こんにちは、吹田市放課後等デイサービスこどもプラス大阪です
先日友人の結婚式があったのですが、始めは全く知らなかった二人が一緒になって共に生活していくのはいいなと改めて思いました
もちろん私はまだまだそんな予定はないのですが(T_T)
二人の出会い自体はその場にいたので知っていたのですがそこから少しずつお互いにコミュニケーションを取っていき相手を思いやってその結果ゴールインしたんだろうということは容易に想像できます
これって何かに似ているなと思ったらこどもプラスで普段子どもたちに教えている事と同じだなと思いました
発達障がいのある子どもはよくコミュニケーションが苦手だと言われています
このコミュニケーション能力がないと結婚はもちろん仕事の幅も狭まってしまいます
このコミュニケーションという言葉、もとは「コミュニティ(共同社会)」という言葉から来ています
コミュニティ(共同社会)の中でコミュニケーション(伝達)する能力こそがコミュニケーション能力ということになります
つまり共同社会に生きる私たち日本人にとって求められている能力でもあります
発達障がいの子どもは一方的に話すことが多くなりがちですが、それでは相手に何も伝わらず、コミュニケート(伝達)しているとは言えません
「協調性」と「社交性」
コミュニケーション能力はしばしば協調性と社交性にわけて考えられることが多いと言われています
「協調性」: 空気を読んだり、場の雰囲気を乱さないといった能力
「社交性」: 相手の立場を尊重する、自分の意見を主張するといった能力
社会に出るためにはこのどちらの能力も必要とされますが、発達障がいを持っている子どもだと例えばADHDの子どもだと注意力が少なく周りの雰囲気を読み取れなかったり、自閉症やアスペルガー症候群の子どもだとこだわりが強くなかなか周囲に合わせるといった事ができないかもしれません
しかし異なる個性を持ったままでもうまくやっていくための社交性は、空気を読んだり、場の雰囲気を察知する能力を必要とするものよりも考え方の問題であるところが大きく、協調性で必要とされる能力があまりなくとも伸ばすことは可能ではないでしょうか
社交性を伸ばすには?
苦手意識を持たない
物事や他人に対して苦手意識を持ってしまうと積極的にコミュニケーションを取ろうとせずに社交性が磨かれることはありません
苦手意識は話してみると案外なんともなかったりすることが多く、よく「失敗してもいいからやってみよう」とか自分から積極的に話しかけられない子どもに対しては「まずは自分から声を掛けてみよう、そうしたら先生も協力してあげるから」と失敗しても大人がカバーしてあげるからとまずは子どもを安心させてから子ども自身に行動を起こすように声かけをし苦手意識を自分から少しでも克服出来る様にしています
相手との距離感を学ぶ
多くの人は相手と完璧な人間関係を築こうとし思い通りにできずにイライラしてしまうこともありますが、この人はこういう人なんだと理解する事も大切なことになります
見返りを求めない
「変に思われたくないから黙っておこう」、「相手から話しかけてこないのなら自分からも辞めておこう」、「自分はこれだけしたんだから相手も同じくらい何かしてほしい」などと見返りを求めてしまうと非社交的になり結果として人見知りにもなってしまいます
昔の私がまさにこのパターンでしたが、そういったネガティブな考えを失敗したらその時はその時だ、と思い相手を思いやり自分から積極的に話しかけ相手に対し話していて気持ちいいと思ってもらいたいと考え実行してからは人見知りもなくなり今では初対面の人にも自分から積極的に話しかけに行けるようになりました
聞き上手になる
これは私自信口下手でろくに喋れない時に勉強したことですが、人間という生き物は基本的に自分の事を人に話したい生き物ですので話に興味を持ち質問をしたり、合間に自分の話を織り交ぜて会話をすることで社交性を身に付けられると同時にその話し相手についても情報も同時に知る事ができます
もちろんこどもプラスに通っている子どもたちは大人だった私とは違って子どもですしこれら全部を一度にしろといっても難しいことですし理解しがたいので、一方的に話す子供には「ちょっと一息ついて先生の話も聞いてくれる?」といいしっかりと相手がいる事を子どもにも意識してもらったり、先日も友達の輪に入れずに落ち込んでいる子どもがいましたが「話しかけてみないで決めつけてたらずっとこのままなんだし、声を掛けてみたら?先生も一緒に言ってあげるよ」と「どうせ出来ない」「きっと僕なんて」と思っている子どもに対して自信を付けてもらうように声かけをし、結果としてその後友達の輪に入れ一緒に楽しそうに遊んでいるその子どもの笑顔を見ると頑張ってもらってよかったなと思いました
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発達障がい者のお仕事
こんにちは、放課後等デイサービスこどもプラス大阪吹田教室です
先日「発達障害を持っている子どもたちの仕事ってどうなるんですか?」
と聞かれたので「知的面で問題ない場合も多いので障がいがあっても普通に仕事就けますよ」
と答えてその人は安心してたのですが改めて考えてみると「発達障がいのある人はどんな仕事をしているんだろう?」
とふと疑問に思いました
周りにもしかしたらいるのかもしれないですがパッと見ただけではなかなかわからないですよね
それだけ違和感なく社会に適応してるんだとは思いますが、苦手分野も多い発達障がいの人はどういう仕事に就けば特性を活かしたり目立たなくさせられるのか
今回はそれを書かせていただきます
といっても発達障がいだから○○の仕事しかできませんとかいうわけではなくて、各症状ごとに不得意分野があるためそれを避けて選ぶというだけですが、それは何も発達障がいがなかったとしても得手不得手をしっかりと把握して取捨選択していくという健常者と何も変わりません
ADHDの人に向いている仕事
・記者、カメラマン、
・料理人、プログラマー
・研究者、教師
ADHDの特性である興味のあることに対しては熱中しやすくはまってしまいやすいというところや特徴的な考え方をするなど、以前にもブログで書かせてもらったように、マイナス要素もとらえ方次第ではプラス要素になり上記のような仕事ではその人にあった仕事が見つかる確率がグッと上がるでしょう
しかし気移りしやすいというのもADHDの特性であるため、子どものうちに一つの事にとらわれず広く視野を持ち様々なことに興味を持つようにすることが大切になります
もちろん苦手なことに対する集中力の弱さや段取りの苦手さなどもあるためどうしても難しいところは周囲の人間に補ってもらうのが大事なことになります
アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
に向いている仕事
・経理、財務
・情報管理・法務
・プログラマー
アスペルガー症候群や自閉症は「空気を読む」ということが苦手ですが、それは逆に言えば人に流されずに数字や出来事などから事実のみを見つけ出したり、こだわりがあるという特性もルールを覚えてしまえば精密な作業などをすることができます
また興味を持ったことに対しては大量の記憶を引き出すことができるという特性もあるため上記のような難しい仕事もこなすことができます
しかし表情を読み取ったり、言葉の微細なニュアンスを感じ取ったりするのは苦手で自分のこだわりを変えるのは難しいため、顧客とやりとりをし注文の変更の多いシステムエンジニアなどはあまり向かないかもしれません
コミュニケーション能力を伸ばすには
これらの障がいは以前ブログで書いたように考え方によっては特性を活かしてプラスになりますが「コミュニケーション能力」だけはプラスになりません
そこで大事なのがコミュニケーション能力の向上になりますが、あまり得意でないから人と話さずいざ話した時に失敗してしまいコミュニケーション自体が嫌いになってしまい結果、苦手なままで終わってしまうということになりかねません
そこで重要なのが家庭以外での安全な場所を見つけることになります
学校などでは子ども同士でのコミュニケーションがほとんどですが、こどもプラスでは子ども同士も積極的に話しかけたり話しかけられたりし、支援員も交える事で子どもたちを守りながら色々なコミュニケーションを試し、時には失敗して怒られたりもしていますが、そういった紆余曲折を経て様々なコミュニケーションを実践し学んでいき「これは言ってもいいんだ」、「こういうことを言うと嫌がられた」などを一つ一つ覚えていくことがコミュニケーション能力の向上への近道になっていきます
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運動と脳の関係
こんにちは、放課後等デイサービスこどもプラス大阪吹田教室です
こどもプラスではみなさんご存知の通り運動療育をメインでしていますが、この運動遊び
なぜ「運動」で「遊び」なのかを今日は説明させていただきます
運動することで学力アップ?
脳内の伝達物質にはノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンという物質があります
ノルアドレナリンやドーパミンはテレビなんかでもよく聞くので知っているかもしれませんが
このセロトニンという物質 精神の安定に深く関係しているため「幸せホルモン」ともよばれています
セロトニンが不足してしまうとうつ病や不眠症にもなりやすくなってしまいます
運動をすることによって脳の血行がよくなり活性化され脳の回転が速くなり、落ち着いた判断が出来る様になります
立ったり歩いたりは誰かに教えられなくても自然と出来る様になっていきますが、大人になるにつれ大事になってくる相手を思いやる気持ちや、マナーなどは大人が育ててあげないと育たない力です
運動によりセロトニンを分泌し、俗にいう「キレる」という状態にストップをかけ自分の事ばかりではなく他人に対して気遣いが出来る様になる
筋力や運動能力の向上だけでなく、これも運動療育の目的になります
ですが日常的にただ運動をさせようと思っても大人でもなかなか続かないように子どもならなおさら難しくなります
出来る事からコツコツと
そこで子どもたちに楽しく運動をしてもらうために遊びという形で提供し私たち大人が楽しみ子どもたちがついてくるようにしています
ですが子どもたちも同じ年齢でも運動能力には差があり、出来る子と出来ない子が当然でてきます
例えば鉄棒だと足を離し頭が下になるという今までにない感覚にびっくりし、失敗して鉄棒から落ちたり、落ちそうになったりするかもしれません
そうすると次にやろうとした時には緊張し怖くなり体が硬くなったり手を離してしまったりして落ちてしまう事もあります
そうなってしまうと鉄棒が怖くなり練習をしなくなり出来ないままになってしまう
こどもプラスではこれを楽しみながら出来る様に鉄棒の前回りなら段階を区切って、まずはワニ歩きで腕の力を鍛え、次にサルキックで鉄棒をしっかり持ったまま足を離す練習をし、最後の段階でスズメのポーズで前回りの体勢を作り、その後に前回りに挑戦してきます
そうすることで「ここまではできるんだ」と少しずつ自信が付き、その自信を元に運動だけでなく勉強や人間関係にもいい影響を与えてくれるはずです
そういった達成感や成功体験は多ければ多いほど自信に繋がっていき先述したセロトニンの分泌も盛んになりプラスのサイクルを作る事が出来る様になっていきます
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自閉症の子どもに対して大切な事
こんにちは、放課後等デイサービス、こどもプラス大阪吹田教室の山岡です
現在こどもプラスでは発達障害の自閉症の子どもも通っていますが
積極的にお話をしたりはしないのですがこちらから話しかけると簡単な言葉でですがしっかりとお返事をしてくれています
自閉症の特徴
・周囲との交流困難
・限定的な興味の対象と動作の反復性
・言語発達の遅れ
これら3つが自閉症の大きな特徴となります
今回はこの特徴のうちの言語発達の遅れについて少し話をさせていただきます
元々自閉症の子どもは言葉の遅れが目立ってしまいますが、無理に言葉を教えようと押し付けてもストレスを感じてしまい話すことが嫌いになり、逆に覚えたくなくなってしまうかもしれません
言葉の訓練方法
言葉を覚える訓練としてこどもプラスではフラッシュカードを使用しています
身近なものから大人でも難しいものまで色々あります
こちらくだものやさいのカードです
絵の描かれたこれらのカードを次々と見せていき次に来るカードを当ててもらうというものです
そうすることで右脳を刺激し鍛えると同時に記憶力や語彙力を高め、ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴である注意力も集中しカードを一枚一枚見ていくことで改善する効果も期待できます
また会話を文章にして話すのが苦手でもこのカードをツールとして使ったり単語を並べてしゃべったりと大事なのは自分の意志をしっかりと相手に伝えるということです
大切なのはコミュニケーション!
このフラッシュカードは身近な題材をもとに作られておりみんなで楽しく参加することで言葉をなかなか覚えれない子どもも少しずつ言葉を覚えることができます
またフラッシュカードをする時も失敗たり間違った時も怒ったりはせずに、できたら必ずほめる様にしています
ほめられることが楽しく、もっと褒めてもらおうと頑張れるようになっていきます
ある程度まで出来る様になったら次のステップに移り、少し頑張ったらクリアできる目標を立ててあげます
次のステップに移ってからも時に以前までのステップに戻り、その時難しかった問題を簡単に答えれたりすることで自信を付け、また次の目標に対して頑張れるようにしていきます
これを繰り返す事で子どもは成長していきます
大変なことも多いですが何より大切なのはコミュニケーションを頻繁にとる事です
ですのでうちの教室では子どもたちとのコミュニケーションを何より重視し子どもたちと同じ目線に立ち一緒に遊んだりさせていただいています
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子供に合った誘い方で「できない」を「できる」に
こんにちは、放課後等デイサービスこどもプラス大阪吹田教室の山岡です
うちの教室では運動遊びを主にさせていただいていますが、もちろんみんながみんなすぐにしてくれるわけででもなく、中には
「やりたくない」
「できない」
といった子どもも当然います
そんな時に
「なんでやらないの?」
というのは逆効果です
子供の状況を4分類してみる
まずは子どもの理由をよく考えていきます
①できるから「している」
②できないけど「している」
③できるけど「しない」
④できないから「しない」
子どもに合った誘い方
それらを見極めて子どもに合った声かけをしていきます
①できるからしている子ども
モチベーションが下がらない様に内容を具体的にほめ、例え失敗しても挑戦した事をほめてあげます
②できないけどしている子ども
頑張っている事を認めてあげ出来ている部分を事をほめてあげます。そして少し頑張ったら出来るかなという内容を用意し少しずつ自信をつけさせていきます
③できるけどしていない子ども
「つまらない」「こんなのできるし」と思っている子供が多く、そういった子どもには気分を乗せみんなへのお手本をしてもらい、終わった後には
「さすが〇〇君!」といった風にほめて次もまたやろうかなという気持ちにさせていきます
④できないからしない子ども
できないからしないのは当然です。片付けやお手伝い撫などで少しずつ活動に参加出来る様にしていきます。興味を持つようになればその場にいるだけでも楽しく思えるようになりその時に運動遊びに誘いゆっくりと基礎力を身に着けていきます
いずれの場合でも大人の意見を押し付けて
「このくらいならできるでしょ」
「もっと頑張って!」
「なんでできないの?」
と言ってしまうと
「怒られている」
「頑張っても褒めてくれないんだ」
「簡単なこともできないんだ」
と自信をなくしてしまう為、注意していきます
発達障害を持った子どもに対して「他の子ができるんだから」と無理に周りに合わせていくのではなく、将来日常生活が過ごしやすくなるように援助をしていくことが大切になります
吹田教室に通っている子どもで運動をしたくないという子どもにも一人ずつこのように声かけをしていき、ちょっと頑張ればできそうなことを目標にし
今ではほとんどの子どもが苦手なことにも挑戦してくれたり、面倒と思いながらもその時だけは頑張ってくれたりしています

発達障がいをもつこどもたちに合わせた支援の考え方について(吹田市放課後等デイサービス)
こんにちは吹田市放課後等デイサービス、こどもプラス大阪吹田教室の山岡です。
発達障害と脳は密接な関係があります
*自閉症という脳タイプ
自閉症の長所
・目標達成をしたい気持ちが強い
・真面目、努力家
・好きなことはすごく集中でき、よく覚えれる
・ことばを正しく使いたい
自閉症の短所
・予定が変わるとイライラする
・好きなことはなかなかやめられない
・思っていることがうまく伝えられず困る事がある
・大きな音などが苦手な人が多い
長所というのは短所もセットになっていることが多いです
例えば
・自分の好きな事に熱中できるからこそなかなかやめられない
・目標を達成したいからこそ予定が変わるのを嫌う
短所をなくすほうに必死になってせっかくの長所までなくなったしまってはもったいないですよね
自分でスケジュール表を作って区切りをつけたりなどすることで、その子供も周りの人たちもいやな思いをすることが減ったりするかもしれません
子供に応じてわかりやい伝え方やタイミングにもを考えてみてください
また子供自身も相談するべき事を相談出来る様に
「わかりません」「手伝って」と言えるようになることがまずは大切です
ですからそういってくれたら「言ってくれてありがとう」と返していくことが大切になります
相談を受ける時や提供するときに大切な事は
・自分は困っていると自覚すること
・その事を言葉に出して伝えること
・気持ちを切り替えて助言を受け入れられること
・そしてその内容をやってみて成功体験をすること
そしてそれらを続けていくことが大切になります
継続支援なしではいずれそれより深い問題に当たった時に「それでも変わらなかった」となってしまいます
〇なぜ支援するのか
・誤った存在だから矯正するのではない
多数派の感じ方、やり方を学び使い分けていくことでお互いが暮らしやすいから
その部分をしっかりと意識していないと優劣というメッセージが伝わってしまう
〇自分の人生を誇りをもって選び取ってほしい
「選択肢が多い事」と「誇りをもって人生を選択できる」ことは別です
選択肢が一つでも「甘んじる人」ではなく「選び取る人」になっていっていけたらと思います
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