Archive for the ‘発達障がいの悩み’ Category

幸せホルモンとADHD等の発達障がいとの関係性って?【吹田市放課後等デイサービス】

2018-02-06

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こんにちは、吹田市放課後等デイサービス、こどもプラス大阪 吹田教室です。

みなさんは一体どんな時に幸せを感じますか?

私は「おいしい物を食べている時」「眠る前、お布団に入る瞬間」

この二つに何よりもの幸せを感じます。

とある支援員は「家で大好きなCDをかけて…ボーっとしている時ですかね」

と言っていました。

またとある支援員は「趣味の野球をしている時」だそうです。

幸せの感じ方は人それぞれだと思います。

ですが、この幸せホルモン。

発達が気になるお子さんにとっても、すごくすごく大切なんです!

 

 

 

幸せホルモン「セロトニン」でADHDの「困ったなぁ」が改善される!?

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ADHDの原因の一つとして挙げられているのが、

「ドーパミンやノルアドレナリンの働きが不十分である」事です。

これにより多動や不注意、そして衝動的な行動に繋がってしまうというのです。

ドーパミンは主に「学習」「意欲」そして「感情」と大きな関わりがあり、

ノルアドレナリンは主に「注意」「衝動性」に大きな関わりがあります。

現在ADHDの特効薬として使用されている

コンサータやストラテラもドーパミンやノルアドレナリンを調節している薬です。

 

そしてこの二つのバランスを調整しているのが幸せ物質でもある「セロトニン」なんです。

分かりやすく言えば、

セロトニン神経で幸せな気持ちを感じる事で、

ドーパミン神経での「意欲」を引き出したり「感情」をコントロールしてノルアドレナリン神経の「衝動性」を抑えています。

またセロトニン神経でのコントロールにより

「感情」を落ち着け「注意」力を働かせる事により「学習」への効率もよくしているのです。

 

 

セロトニンを増やすサイクルは運動療育にあり!

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何故急にセロトニンの事を書かせてもらったかといいますと、

実際にうちに通い出して、「空きがあればもっと入れたい」と

お電話をいただいてるご家庭のうちの何軒かに

「よくごはんを食べるようになって夜眠るようになった」

「規則正しい生活をするようになった」

などのご感想をいただきました。

その上、そういったご家庭は「通い始めてから意思疎通ができるようになりました」

「落ち着いて話を聞いてくれる事が増えました」

という嬉しいお言葉もいただいております。

なんでだろう?と考えたときに

うちは何せ運動療育の時間以外もこども達が元気に遊んでいるので、

一日の運動量がぐぐっと増えた事により

夜疲れて眠るようになったのがきっかけかもという答えに行きつきました。

そして夜眠ると、眠っているうちにメラトニンという眠りの成分がでます。

このメラトニンは昼になると幸せホルモンであるセロトニンに変化するのです。

そして日中に活動し太陽の光を浴びる事で、一日に一時間ずつずれてしまう体内時計をリセットし、

夜お布団に入る事にはまた眠りの成分であるメラトニンを出してくれるのです。

そうやって規則正しい生活のリズムができあがる、というわけです。

たくさん運動をして夜に眠る。

これこそが幸せホルモンの分泌を促す正攻法であり、近道なのです。

 

 

 

 

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蓋を上手に開けられる子開けられない子の違いって?【吹田市放課後等デイサービス】

2018-02-01

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス

こどもプラス大阪吹田教室です。

自販機とかでみかける缶の飲み物ペットボトル

プリンやゼリーのふた

世の中には「食べる」事に対しても指先を使う事がとっても多いですよね。

生きていく上で不可欠になる食べるという行為も、不得意があると中々楽しめない物です。

 

ふたが開けられないという子は微細運動等につまづきが!?

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得に幼稚園や保育園、はたまた小学校にもなると、

周りのお友達はできているのに…と自信を無くす子もいます。

そんな子はこんな所に躓いているのかも?

・いつも大人が手伝ってしまう為自分で開けた経験があまりない。

・どうすれば開くのか開け方がわからない。

・指先の力が弱く開ける事ができない。(微細運動が弱い)

これらのふたを開けるという行為、

大人になると難なくできてしまうのですが、

こども達にとっては難関だったりします。

しっかりとコツを覚えて指先を鍛えていきましょう!

 

プリンも缶も必要なのは協応動作!

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ペットボトルやプルタブ等を開ける為には

指先の力だけでなく両手の協応動作コツが必要なのです。

片方の手で押さえて、もう片方の手で開ける(協応動作)

ふたをどちら側に回すのか、プルタブならばどちらに引っ張るのか(コツ)

小学校に上がると、給食でプリンやヨーグルト等が出る事があり

フィルム状の蓋を開ける機会も多くなります。

就学前には身に付けておきたいスキルの一つとも言えますよね。

 

ではどんな風に支援すればいいの?

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・指先の力が弱い子

指先の力が弱い子には、洗濯バサミ等をつかって練習しましょう。

親指と人差し指の力が重要となってきます。

洗濯バサミでオブジェを作ったりすると楽しくトレーニングする事ができます。

・開け方がわからない子

最初は大人が手を添えて一緒に開けます。

どこを持ってどっちに回せばよいのか、プルタブであればどこまで押せばよいのか

目で見て体感して覚えてもらいましょう。

力が入り過ぎて中身をこぼす事がありますが、

そういった力加減は経験が物を言うところでもあります。

まずは回数を重ねていく事から始めましょう。

・練習を始めたばかりの子

部分的に大人が手伝いましょう。

開けはじめが一番力が入り、難しい物なのです。

まずは本人のペースに合わせて大人が途中まで開けてあげましょう。

続きをやる事で「自分でできた」という達成感を味わう事ができます。

 

過度なプロンプトはこどもの発達を止めてしまいます!

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大人がいつも手を貸してしまうと、

「別に自分でしなくってもいいや。

だっていつもママがしてくれるもん。」

という言葉が出がちになります。

実際私もそんな風に放課後等デイサービス利用のお子さんに言われしまいました。

気が利きすぎる大人になってしまうと、

こんな風に自分で開けたいという意欲をそいでしまう事もあるのです。

大切なのは達成感を味わってもらう事です。

そうしているうちに「人の手を借りずに自分で開けて食べたい」という意欲が出てきます。

はじめは中々うまくいかずに成功体験を得られずに進んでやろうとはしないかもしれません。

それでも、めいっぱい褒めてあげて下さい。

少しでも何かできた部分があればそこをオーバーに褒めましょう。

たとえ中身がこぼれてしまっても絶対に叱ってはいけません。

お子さんが開けてくれたペットボトル等の中身を分け合って飲むものとても良いです。

共同体験を通して、少しずつ達成感を味わってくれるようになります。

こういった経験を沢山重ねる事で、力加減を覚えていくのです。

 

 

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授業中のお悩み【吹田市放課後等デイサービス】

2018-01-23

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こんにちは、吹田市放課後等デイサービス、こどもプラス大阪吹田教室です。

昨日までで長かった冬休みも終わってしまい、今日からはまたいつも通りの平日が戻ってまいりましたね。

子ども達も朝からでなくお昼、学校が終わってから登所する日々に戻りました。

さてさて私達が子どもたちと活動している中で気になる事が最近見つかりました。

静かな活動中に、集中力が持たない子がちらほら…。

新学期になったばかりで疲れている子が多いのかな?

新しいお友達が増えたからかな?

等全体的な原因はいくつか予想はついているのですが、

こういった私達が短い活動の中で感じている事は、

保護者の方からは相談として受ける事がとっても多いです。

お話しをうかがってみると、

「学校の授業に中々集中できてないみたいなんです」

と保護者の方もお悩みのご様子でした。

特に去年の4月に1年生になり、

放課後等デイサービス利用に切り替わったご家庭からそういったお話しを聞く事が多いです。

しかし、偏に「集中できない」といっても

その原因は一人一人違い様々です。

まずはいつもの「ABA」からその原因をいくつか探ってみましょう!

授業への集中力がない

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授業中にじっとしている事が中々できなかったり、注意力が散漫だったり、

まったく違う事を考えていたり、その原因や行動には様々な理由があります。

しかし、声掛けや環境を変える事によって改善される事があります。

 

 

行動パターンを分析する

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まずはその子がどんな事で集中力を欠いているのかを見極めましょう。

・机や椅子をガタガタさせる

落ち着きがなく動いてしまって机や椅子ガタガタしてしまいます。

これによって、周りのお友達からの反感を買う事もあります。

・ちょっかいを出す

周囲の子に衝動的に話しかけたり、ちょっかいをかけたりします。

注意を引こうとしたりと悪気があるわけではありませんが、

これもまた周りの子との溝を深めてしまう結果に繋がる場合があります。

・別の事に気を取られている

外の景色や廊下から聞こえる音、また教室内で聞こえる別の音等、

授業から関係のない事へ関心が向いてしまっている為、

先生の話を真剣に聞く事ができていない状態です。

 

 

集中できないのには、理由があるんです!

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授業に集中できていないのは決して反抗心や本人の怠惰からではありません!

発達障害の特性からくる物なのです。

・環境に左右されている

窓際や廊下側は非常に環境に左右されやすいです。

物音が聞こえたり、外の気配を音や視覚でとらえてしまったりするので、とても気が散りやすいのです。

・近くにも落ちつきのない子がいる

前後や隣の席のお友達も大きく関係しています。

お互いにちょっかいを出し合ってしまったり、

その子が立てる物音に反応してしまったりします。

・課題が難しい

プリントやテスト等が難しくて中々取り組めないといった場合もあります。

このような場合どうしていいかわからずそわそわしてしまいます。

不真面目だと誤解されやすい傾向にあり、本人の自信や意欲を喪失する原因となる場合が多いです。

・先生の話についていけていない

指示や説明が難しく理解できずにいると関心が持てなくなったり、

集中力が途切れやすくなったりします。

他の子どもには理解できる内容であっても、本人にとっては難しい場合もありますので、

説明の仕方を工夫してあげる必要性があります。

また口で説明しても中々飲み込みにくい子もいますので、

そういった子には視覚等を使って別のアプローチをしかけてみるとうまくいく事も多々あります。

 

ではどうすればいいの?

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こういった学校での問題を、私達や保護者が支援する事は難しいです。

しかし、そういった事をほんの少しでも軽減したり、

学校の授業の中で集中している時間を数分でも増やしたり

先生の話を聞きやすくなったり、

微々たる所からではありますが長い時間をかけて改善していく事は可能です。

まずは状況判断をする材料を感覚統合によって養ってあげる事も重要です。

 

集中力に欠けているのであれば、

普段から興奮抑制の訓練を続ける事によって、

そういった悩みが解決される事があります。

学校や私生活の中でも常に脳の中では興奮→抑制の繰り返しなのです。

休み時間(興奮)→授業中(抑制

楽しい時間(興奮)→時間になったからおしまい・帰宅(抑制

このメリハリのある生活を大人が手助けして、

聴覚情報だけでなく視覚情報や実際に体を動かしながら、

経験していく事でメリとハリのついた生活が身についていきます。

集中力を上げる事にももちろん期待できます。

また感覚統合を続ける事によって、机をガタガタ言わせたり落ちつきがなかったりするのも改善される事があります。

前庭覚固有感覚が弱いと、自己刺激のために前後に揺れたり

だらりと姿勢が悪くなってしまったりします。

そういった事を少しでもなくすためにその子にあった方法で感覚統合をしていくのがとても効果的です。

一人では中々集団行動できなくとも大人が入れば

集団行動や全体指示が聞けるようになっていきます

 

まずはその子にあったレベルや支援方法を知るために、原因を知るという事が大切なのです。

 

 

 

体験・見学などのお問い合わせ等は随時受け付けております。

またメールによる資料請求(無料)も行っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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吹田、茨木 児童発達支援・放課後デイサービス こどもプラス大阪2nd

吹田市青葉丘北13-1メロディハイム吹田青葉丘2階

TEL:06-6816-1555

また、五月が丘に姉妹教室もございます。

こどもプラス大阪 吹田教室

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勉強についていけない!【吹田市放課後等デイサービス】

2018-01-16

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス、

こどもプラス大阪吹田教室です!

小学校に入って、必ず通らなくてはいけないのが、宿題や勉強などの学習。

「うちの子、音読が苦手なんです…」というお悩みを聞く事も少なくありません。

当然そのままにしていても、きっと解決には向かいません。

まずはしっかり何が原因なのか?

など理由や原因を把握する事からはじめましょう。

 

 

本人のつまづきはどこから?LD(学習障害)が関係している事も!

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当然、つまづき方もつまづく場所も一人一人によって全然違います。

まずはどこで躓いているのかをしっかりと把握していきましょう。

文字を読むには

①文字の形を理解する力

②1行分の文字をしっかり目で追いかける力

③視覚でとらえた文字を音に変換する力

④意味をとらえながら文節に区切って読む力

⑤文章を適度なまとまりでとらえ意味を理解する力

この5つが必要になってきます。

脳の情報処理が不足し、この5つのうちの力のどれかに、

つまづきがあるから、困難として目に見えてしまうのです。

決して本人にやる気がないわけではありません。

またLD(学習障害)ディスクレシアなどが大きかかわっている事も少なくありません。

 

 

音読が苦手な子に対しての支援方法は?

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①教室では音読の負担を減らしてもらいましょう

→学校の先生などに相談して可能であれば、音読の際の本人への負担を減らしてもらいましょう。

読み間違えが多い子は劣等感を抱えている事が多いです。

クラスみんなの前で音読する事に対して苦手意識を持っている子も多い為、

読む部分を少なくしたり、読みやすい部分を配慮したり、音読ではなく質問に答える形式に変えたりしましょう。

※ですが、苦手ならばやらなくていいという事ではありません※

 

②読みやすいように教科書に色付けなどを行う

→読み間違えやすい所にはマーカーを入れる、

1行ごとにマーカーで色付けする、

行間に線を引く、

単語や文節ごとに区切って線を引く、

こういった本人の原因に合わせた小さな工夫でも、大きく変わる子も少なくありません。

また音読補助シートを用意するのもよいでしょう。

 

③文字や言葉に興味を持ってもらう

→音読に苦手を抱えている子は、言葉や文字への興味が希薄になっているケースも多いのです。

言葉さがしゲームや言葉プリント、

普通のカルタ遊びはもちろん、

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体を使って遊ぶカルタや、

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フラッシュカード、

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日々の読み聞かせ、

カルタ要素や言葉の要素を含んだ神経衰弱など、

遊びの中に学習を交えるのもよいでしょう。

もしも兄弟がいるのならば、兄弟も一緒に行うと更に効果的ですよ。

 

 

音読の宿題には、根気強く

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音読に苦手を抱えている子は必ず宿題にも苦手意識があります。

読み間違えたり、読むのに詰まったりして中々進みません。

そうなると聞いている方もイライラしがちですが、

ここで決して「こんなのも読めないの?」などの言葉がけはしてはいけません。

頑張って読んだ事を、必ず褒めてあげましょう。

「上手に読めたね」「大きな声で読めたね」

「感情がこもってて素敵だったよ!」

根気よく付き合ってあげる事が大切です。

 

急にはうまくならないものです。

実際こどもプラス大阪でも、もともととっても音読が苦手な子がいました。

今となっては音読の宿題もすらすらと読めるようになっています。

そしてそれが自信になったのか、カルタ等の読み札もみんなの前で読んでくれるようになりましたよ!

大切なのは、無理をさせすぎないという事です。

ゆっくりと本人のペースに合わせてあげましょう。

 

 

 

 

 

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リコーダーや鍵盤ハーモニカなんて大嫌い!【吹田市放課後等デイサービス】

2018-01-09

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス

こどもプラス大阪吹田教室です。

先日、「リコーダーの宿題があるねん!」といってとある男の子が、

リコーダーの練習を教室でしていました。

一生懸命に練習をしており、たどたしくはありますが、

回数を重ねていくごとに吹けるようになっていました。

幼稚園等に通っていれば、鍵盤ハーモニカを未就学の時から使う事もあるでしょうし、

小学生に上がれば鍵盤ハーモニカだけでなくリコーダーも必須となってきます。

そんな中、その二つに躓きを感じている方も少なくはないと思います。

実際私も同じ様に鍵盤ハーモニカが苦手でした。

忘れもしない事ですが、幼稚園時代あまりに鍵盤ハーモニカが苦手であった為、

私のパートは常にシンバルでした。(笑)

当時の先生たちからの配慮だったんでしょうね。大きくなってから気づきました。

 

 

同じスタートラインではない

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幼稚園であれば、ピアノをあらかじめ習っている為初めから上手に弾ける子もいれば、

初めて楽器を触る為に音階を覚えたり理解したりするのに躓きを感じる子もいます。

小学校であれば、ピアノを習っている子はもちろんの事、幼稚園で鍵盤ハーモニカに

慣れ親しんだ子もたくさんいるわけですから、

そのスタートラインの違いは更にはっきりとしてしまいます。

皆が同じスタートラインというわけではないのです。

しかし、本人からすればそういった事は別問題。

最初から上手に吹けるはずもないそれに苦手意識を持ってしまう事が多いです。

初心者の子どもには、とにかく音を出す楽しさを覚えてもらう事が大切です。

なのでいきなり上手に吹かせようとするのではなく、

本人の思う通りに音を出してもらう事から初めて行きましょう!

そしてしっかり見てほしいのが、きちんと音が出せているかという事です。

 

 

LDやADHD等の発達の遅れが関わっている事も…

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鍵盤ハーモニカ等に躓いてしまうお子さんの中には、

・音階や鍵盤の位置を中々覚えられない子

・指を動かすのが苦手な子

・苦手意識があり上達する前に投げ出してしまう子

またこれら全てに当てはまる子と理由は様々です。

そもそも鍵盤ハーモニカというのは、息を吹き込まないと音がでない楽器です。

息を吹き込む動作と指を動かし鍵盤を弾く動作を同時進行しなくてはいけません。

自閉症スペクトラムADHDLD等の発達障がいを持っている場合、

こういった同時に二つの事を行う事が苦手です。

またこういった鍵盤楽器は運指にとらわれがちではありますが、

息の吹き込み方にもコツがいります。

強く吹いてしまえば大きな音は出ますが、息が長く続きません。

発達障がいはこういった物事の加減も苦手な傾向にあります。

 

 

支援はスモールステップで!

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その子その子で躓きは違います。

ですからまずはその子に合わせたレベルで噛み砕き一つ一つ丁寧に支援していく必要があります。

 

・音階を覚えられない子には…?

鍵盤ハーモニカの音階ごとに色付けを行う。

シール等で音階の色分けを鍵盤に行い、視覚でとらえやすくしましょう。

 

・ホースをくわえるのが苦手な子には…?

唇の力が十分に備わっていない場合は、慣れるまでは片手を添えてくわえましょう。

また感覚過敏から歯に伝わる振動を深いに感じる子もいます。

柔軟に対応するようにしましょう。

 

・息が長く続かない子には…?

適量の息を出す練習をしましょう。

ストローやピンポン玉を使って吹く遊びを練習したり、

絵の具を画用紙に垂らしてストローで吹くのもよいでしょう。

そうして強い息や弱い息を視覚や感覚でとらえる事が大切です。

 

・指使いに苦手を抱える子には…?

最初は指一本で行うようにしましょう。

5本の指を使い分けるのは実はとても難しい事です。

まずは鍵盤の位置や音階をしっかりと覚える事を優先しましょう。

 

そして、やはり一番大切なのが、

「鍵盤ハーモニカってつまらないや!」

「楽器は苦手だから嫌い」

などの苦手意識を持たせない事です。

本人のペースに合わせつつ、かつ十分な練習時間を用意してあげるようにしましょう。

 

 

 

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療育の鉄板!【吹田市放課後等デイサービス】

2018-01-04

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あけましておめでとうございます。

新年も宜しくお願いいたします。

吹田市 放課後等デイサービス、

こどもプラス大阪吹田教室です。

 

日々お子さんが起こすアクションの中で、

癇癪やパニック等があるかと思います。

そのパニックや癇癪の中でこれ以上泣いてほしくないからといって、

ついつい言いなりになってしまっていませんか?

罪悪感に負けてしまったり、はたまた困り果てていう事を聞いてしまいがちになりますよね。

ですがこれが続くと、こどもは「泣けばいう事を聞いてもらえる」と学んでしまいます。

そしてその行動が治らないまま、どんどんとお母さんお父さんのいう事に耳を貸してくれなくなってしまいます。

なので時には心を鬼にして、毅然とした態度で臨む事も大事なのです。

 

 

 

ABAの中での「コンプライアンスを築く」とは

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ABAでは、支援者(保護者)の言葉や指示にこどもが耳を傾ける姿勢をつくる事を、

「コンプライアンスを築く」と言います。

大人がきちんと主導権を握る事が大切です。

しかしこのコンプライアンスを築き、主導権を握るには、常に叱り続けなくともよいのです。

寧ろ大人がずっと怒っていたら、鏡の法則に従い、こどもも自然と怒り顔になってしまいます。

そしてそのままその子の心の成長をストップしてしまう事もあります。

常に叱り続け恐怖のみでコンプライアンスを築く事は避けましょう。

 

 

鏡の法則で「怒らず療育」し満点笑顔へ!

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では、どうすればいいのか、鏡の法則から言えば、一番効果的なのは笑顔です。

例えば、こどもが寝る前に歯磨きを嫌がるとします。

「さぁ寝る前には歯を磨こうね~♪」と声をかけたときに、

こどもがいやだー!と言って泣いたとします。

この時に必ず「そうか~嫌やね~」と必ず共感してあげてください。

笑顔で共感し、その後に「でも磨くよ」と言って、

終始笑顔で一緒に磨いてあげてください。

その時にも必ず共感する事や磨き続けるだけでなくて、一度動きを止めて

タイミングを見計らい「もう磨いてもいいかな?」など問いかけてから、

磨く事を再開してみたりしてください。

時間がかかってもきちんと最後まで歯磨きが済んだら、

ばっちりと指示が通っている事になり、コンプライアンスが築けていますよね。

これを繰り返していれば、次第に鏡の法則で笑顔に笑顔が帰ってくる様になるはずです。

 

 

 

たまには主導権をこどもへと

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もちろんコンプライアンスを築くことはとても大切な事です。

しかし、本人やその周りに危険が及ばず、周りに迷惑をかけたりしない限り、

こども本人に主導権を握らせる事も心を育てる上で大切な事です。

そうして遊びの中で自分で考える事が大切なのです。

その上でここぞという時にきちんと大人のいう事に耳を傾ける事ができるようになれば、

それが一番ですよね。

なので、全てにおいて強要したり、

鏡の法則で大人が頑張って笑顔で全ての事を成し遂げる必要もありません。

たまにはお子さんの「やりたくない」を通してあげてください。

 

 

自尊心を育てる為にも、主導権をいつも握りきるのではなく、

たまにはお子さんのてのひらの上で転がされてあげる事も大切なのです。

 

 

 

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長期休みと生活リズム【吹田市放課後等デイサービス】

2017-12-19

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス

こどもプラス大阪吹田教室です。

最近、利用していただいている保護者の方や、

新たにうちのご利用を考えてくださっている方からの、

「冬休みの利用について」のお問い合わせをたくさんいただいております。

みなさんすごく熱心ですね~!びっくりしました。

この間の夏休みも吹田教室・2ndともにたくさんイベントをさせていただいた事もあってか、

普段よりもぐっと利用が多かったです。

夏休みは一日保育になり、こども達同士が触れ合う時間もぐっと長くなる上に、

運動療育をさせていただける時間も長くなり、丁寧に支援をさせていただいております。

また校外学習や調理実習等のイベントなども充実している為に、

日数を増やしたいというご希望をいただいているようです。

それと共に多くの方は、

『長期休みでの生活リズムの乱れ』に不安を抱えているようです。

 

 

発達障がいと睡眠障害

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発達障がいをお持ちのお子さんの中では、

中々寝付きが悪い

昼夜逆転しやすい

等の悩みを持っている子がいます。

夜更かし気味で、

両親に隠れてこっそり深夜に一人でテレビを見ていた、なんて事例もあるようです。

では何故、発達障害を持っているお子さんは睡眠障害を抱えやすいのでしょうか?

その原因は、ADHD注意欠陥多動性障害)等の発達障がいの特徴でもある、

脳の働きも大きく関係しているのです。

ADHDの特徴の一つである、前頭前野の働きが弱い為に、

行動の切り替え計画性を持って行動する事ワーキングメモリ等の機能に

苦手を持っています。

切り替えられないという点で、

体が疲れていても、脳を睡眠モードに切り替える事ができません。

また好きな遊びをダラダラと続けてしまい、さらに眠るタイミングを逃してしまいます。

ワーキングメモリの働きが弱く、計画性を持って行動する事に苦手を持っている為、

「明日は○○があって○○時に起きなきゃいけない」

「○○時に起きる為には、○○時までに寝なくてはいけない」

といった感じで寝ようと意識して布団に入る習慣があまりない傾向にあります。

また、体を動かして遊ぶ機会が少ないと、体が疲れていない為に眠れないといったケースもあります。

夏休みや冬休み等の長期休暇は、ただでさえ「学校に行く」という毎日のルーティンがない為に、

早く起きる必要性も、早く寝る必要性も本人達にとっては感じにくいようです。

また服薬している薬の副作用によって寝付きにくいといった場合もあるようです。

 

早く眠る為には?

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・早起きで早寝の習慣をつけましょう!

早寝早起きと言っても、何か目的の為に事前に何かをする事が苦手なのですから。

早く起きる為に早く寝るというのは発達障害をお持ちのお子さんにとってはとても難しい事になります。

なので、前の日の晩はどれだけ遅くても、

「早起き」にして夜いっぱい疲れて

「早寝」する習慣をつけてもらえばよいのです。

夏休み期間になりますと、一日保育となり、

お迎えの時間は大体9時前後からになります。

その為には普段学校に行くのと同じぐらいには起きなくてはいけませんので、

自然と早起きになります。

早起きをして、朝に大好きな物を朝ごはんとして出してあげるとなお効果的なようです。

日曜日のヒーロー物の番組が朝に始まるのも同じ原理で、

楽しみがあるとこども達は自然と早く起きてくれます。

その為に長期休暇は定期的にプールや工場見学等の校外学習も入れさせていただいております。

 

・日中に体を沢山動かしましょう!

家の中にいるとどうしても遊びが着座での物に偏りがちです。

室内でサーキットや鬼ごっこ等の集団遊びや、

集団で外遊びをしたりすることにより、体が疲労を感じて、

夜早く寝付くようになります。

また太陽の光を十分に浴びる事で交感神経を活発し睡眠物質を多く作り出します。

 

 

こういった事から、朝早く起きる習慣をつける為に

長期休暇は多く使いたいという保護者の方もいらっしゃるみたいですね。

 

また感覚統合も反復学習として、一週間の間に来ていただく日数を2日3日と増やしていただく事で、

更に効果が発揮されますので、

長期休みを狙っている方は非常に多い様です。

 

 

 

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トークンエコノミーって?【吹田市放課後等デイサービス】

2017-12-13

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こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス

こどもプラス大阪吹田教室です。

皆さんは「正の強化」という言葉をご存知ですか?

ADHD自閉症LD等の発達障害を持ったお子さんは、自信がなかったり

日々様々な劣等感を感じていたりします。

そういった小さな違和感や負の気持ちをほっておくと、

新しい事にチャレンジしてくれなくなってしまい、

社会とも関わらなくなったり、

場合によっては大きくなって社会的に不適切な行動をとってしまうようになってしまったりします。

そういった二次障害を防ぐために、

その子一人一人をしっかりと認めてあげ、自分自身に自信を持ってもらう事は

とっても大切な事なんです。

 

 

トークンエコノミーを使おう!

行動療法の一つに「トークンエコノミー」という物があります。

やり方としては

 

好ましい行動適応行動)と

好ましくない行動不適応行動)を明確に

分かりやすく説明してあげます。

・行動に得点を付けます。(わかりやすく「○○できたらシール一つ」等でもよい)

・日常の中で得点を決めた行動をとる事ができたら、得点をあげる。

この場合わかりやすく、表や得点カード等を用意してそこにシールを貼ってあげると、

視覚でとらえやすく本人もやる気を出してくれます。

・得点がたまればご褒美を与える。

表がシールでいっぱいになったら好きなDVDを借りに行く等のご褒美を用意しておく。

 

大人だってご褒美があれば頑張れますよね。

トークンとはポイントの事です。

頑張ってすぐにご褒美を与える事ももちろんよいですが、

大きなご褒美(目標)に近づいているんだよ、という事を

視覚でとらえやすくする事も大切なんです。

 

メリットとしては、評価が目で見てわかるため、

こども自身が好ましい行動をとってくれやすくなります。

また好ましくない行動をとった際に得点を減らしたりする事により叱るという行為以外で、

本人に不適応行動だという事を示す事ができるので、

自尊心を傷つける可能性が低くなります。

 

こうして、好ましくない行動をとったときに、大きく反応するのではなく

好ましい行動をとった時に多いに褒めたり反応を示す事で、

正の強化が期待できます。

 

それでもやっぱり、叱らなくてはいけない時には?

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いくら「叱るより褒めよう!」と言っても、

褒めてばっかりでいる事はできませんよね。

ADHDなどの発達障害を持っている子どもは家庭以外でも一日中様々な場面で注意を受けています。

気になる事はたくさんあると思いますが、

その一つ一つを細かく注意しても、頭に入っていない事がほとんどですし、

もっと言えば煙たがって、子ども達は注意を聞き流してしまう事を覚えてしまいます。

なので、叱るべき事の線を決めておく事が大切です。

まず、困った行動を三つに分けます。

 

 

・やめるべき事

犯罪につながる事や暴力、自傷や他傷等、社会的に受け入れられない行為。

また道路への飛び出し等本人が危険に晒される行為。

・できればやめるべき事

自分や家の物を壊す、夜更かし、無駄遣い、門限を破る等の周囲に迷惑がかかってしまう行為。

・なるべく守る事

生活の中でのマナー、生活習慣等の守らなくては本人が困る行為。

 

 

こうやって考えると、意外に絶対に叱らなくてはならない事というのは、

そんなに多くない事に気づかれると思います。

いつもいつも叱っていては、その効果は激減します。

なので最初のうちはある程度の妥協というのも必要です。

本人のペースに合わせて、できる事・守れる事を増やしていってあげましょう。

叱る回数を減らし、本当にいけない事や困っている事を本人にとって明確にしてあげる事で、

声掛けの一つ一つの効果がぐっと増していきます。

 

こういった行動療法はとっても時間がかかります。

小さな積み重ねが何年物歳月を経て、実っていく物なのです。

 

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こどもがパニック!!そんな時こそ、冷静に。【吹田市放課後等デイサービス】

2017-12-05

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こんにちは、こどもプラス大阪 吹田教室です。

こどもプラス大阪に通っているこども達の中にはパニックを起こす子もいます。

学校などの集団の中で生活していく上で、自分の要求が通らない事は日常茶飯事です。

そんな中パニックを起こしてしまい、周囲に対しての他傷行為に出てしまったり、

物を投げてしまったり、床に寝そべって泣きわめいたり…

そういった行為により周りは困惑してしまいます。

「○○ちゃん怖い…」といって次からはお友達が遊んでくれなくなる…なんて事も少なくはありません。

しかし、そのパニックには必ず理由があります。

 

原因となる「不適応状態」を探ろう!

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まずは以前お話しさせていただいたABA応用行動分析)の考え方の基本である、

「何故このような行動に出たのか」とその子の気持ちを引き出してあげるのが大切です。

・本人にとって耐えがたい刺激を受けている。

→感覚過敏によって工事の音や、動物の鳴き声、他児童の泣き声等特定の音によりパニックが生じる事もあります。

また何かに触れた感触が耐えられなかった、等もあります。

・急な予定変更に対して対応できていない。

→時間割が変わってしまう、直前の予定変更、天気により予定がつぶれる等。

先が見通せなくなり不安を感じてしまうようです。

・環境の変化に対して不安を感じている。

→大人から見れば微々たる変換(本の位置が違う等)でも不安や違和感を感じています。

丁度今ぐらいの時期は多いです。

新学期は荒れる子が多いですよね~。

・自分の要求やこだわり通らなかった。

→「もっと遊びたかった」や「競争で一番がよかった」等。

言葉で通じ合う事が苦手な為に、要求が通らない理由がわからず、

納得ができないままパニックになっている場合もあります。

 

その他にも、お友達に嫌な言葉を言われた事がきっかけになるケースもありますね。

様々な理由があってパニックになっているようです。

 

ではなぜその様になるのか。

それは発達障害の特徴でもある、「偏桃体」の働きの弱さにより、

感情のコントロールが苦手であったり、不安を感じやすかったりする事が関係しています。

そして、予定が変わってしまうと先の見通しがまったくつかず、

不安になりパニックを起こしてしまうのです。

また感覚過敏も大きな要因の一つです。

 

実際に以前支援させていただいていたお子さんで、

送迎の時間はいつもと変わらないのに、冬になり空が暗かった事が本人の不安を煽り

「ママ(の所へ)行くの?行くの?」とパニックになってしまった事がありました。

大人でも冬になり、夜が早まると、なんだか急いで帰らないとなぁという気持ちになりますもんね。

発達障害を持っている児童は、少し不器用で生真面目なので、

色々な事で引っかかってしまうようです。

 

どう対処すればいいの?

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その場での対応をする場合は、とにかくパニックを治める事が大事です。

 

・冷静に対処する。

つられて一緒になって興奮しないように心がけましょう。大きな声や、周りの動揺はさらなるパニックを引き起こします。

声をかけるときは落ち着いた低い声で接するようにしましょう。

 

・周りから隔離してあげましょう。

他傷行為や物を投げたり、他の人に唾を吐いたりする子がいます。

周りの人に怪我をさせてしまう恐れもありますし、心配して人が集まると更に不安になる事もあります。

周りに被害が及ぶと、本人にとっても心の傷になりますし、

被害にあった周りも本人への見方が大きく変わってしまいます。

可能であれば別室に移動させてクールダウンさせてあげましょう。

視界からパニックになった原因の物をはずしてあげる事により冷静さを取り戻す場合もあります。

それが難しい場合は周りに声かけをしてなるべく離れてもらいましょう。

 

・構いすぎはNG!?

あまり構いすぎるのも逆効果と場合もあります。

構ってほしくて無理に泣いたり、大声をあげたりしてしまう、なんて事もあります。

かといってほったらかしにすれば自分の話や要求を聞いてもらえず長引く事をもあります。

本人にとってもつらい物であるパニックは長引けば周りも落ち着かなくなります。

見極めが難しくはありますが、本人にあったタイミングで支援しましょう。

 

・力で押さえつけない。

強い力で押さえつけたり拘束したりすると、刺激によりさらなる興奮材料となって、

パニックを長引かせる場合もあります。

触られるのを嫌がる子いるので、そういった場合は見守る形を取りましょう。

しかしながら、見守るだけだと、周りの人を叩いたり、唾を吐いたり、

物をなげる事によって本人が怪我をしてしまう事もありますので、

必ず触ってはいけない、というわけにはいない場合もあります。

 

・自傷行為の被害を少なくしましょう。

頭を打ち付けたり、自らの指を噛んだり、自らを殴ったりする子もいます。

そういった場合は打ち付ける箇所にクッションをはさんであげたり、そっと手を添えてあげましょう。

自らを殴る子には変わりにクッションを殴らせる等も必要です。

 

・パニックがおさまったら褒める。

本人が落ち着きを取り戻した場合は、すかさず褒めてあげましょう。

「自分で落ち着いたやん。えらいね。」

「前より時間が落ち着くの早くなってるで。すごいやん。」

こういった言葉がけがとっても大切です。

また「○○がいややったんやろ?」などこどもの気持ちを代弁してあげるようにしましょう。

 

パニックを起こさないためには

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致し方ない事だとはいえ、やはりパニックは起きないに越した事はありません。

パニックが起こってからの対処も大切ですが、起こさないように気をつけるのも大切な事です。

 

・パニックが起こりそうなタイミングを把握しておきましょう。

本人の苦手なポイントやひっかかりやすいポイントを押さえておきましょう。

パニックが起きる度にその原因を考えて次に生かす事が大切です。

 

・予定の変更はわかった時点で事前に伝えておきましょう。

予定が変わると不安になってしまい、パニックになったり動けなくなってしまう子がいます。

そういった子には丁寧に説明をしてあげましょう。

私も実際に雨で外遊びにいけない時には、雨が降った時点で

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このようなホワイトボードを持ってきて、本人の目の前で

「今日は雨だから公園は?」

「バーツ」

と一緒に声を出してペンでホワイトボードに×を書いていました。

こうする事でパニックは事前に防げる事が多かったです。

 

・感情をコントロールする練習をしましょう。

自分の要求が取らない、思い通りにならない、等でパニックになってしまう子に対しては

五段階のグラフ等を作ってあげる事も大切です。

パニックになる前に「いまどのぐらい?」と聞いてあげましょう。

そして「レベル4なのに我慢してるやん!偉い!」とすかさず褒めましょう。

グラフがなくとも、子どもの怒っている顔、イライラしている顔を見たらすかさず

「我慢してるんやんな。偉いで。」

と認めて褒めてあげる事で落ち着く事が実際教室の中でもとても多いです。

 

・変わりの物を用意しましょう。

パニックになりやすく自傷行為や他傷が多く、自らの指をよく噛んでいた児童に対しては、

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このような歯固めのような物を用意していました。

イライラしている時にはこれを噛んだり回したりして落ち着いていました。

ホームセンターや100均に売っているホースでできるので、非常におすすめですよ!

 

 

時には毅然とした態度で!言いなりばかりはNG!

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出先で自分の欲しい物が手に入らない、要求が通らないと癇癪を起したり、

床に寝そべって動かなかったりする事があります。

そういった時に困り果ててしまい、ついつい要求を聞いて物を買い与えたりしていませんか?

それは絶対にNGです!!!

そうやって癇癪を起した際に物を買ってもらえたという経験があると、

子どもは「こうすれは欲しい物が手に入る」と学習してしまい、

さらにそれを繰り返すようになります。

そういった時は決して要求を聞いていけません。

無視をするのが一番効果的です。その際に決して目だけは離さないようにしましょう。

繰り返すうちに本人も泣き叫んでも欲しい物は手に入らないし要求も通らない

という事を学習していきます。

 

はじめは中々うまくいかず大変なものですが、

こういった繰り返しで少しずつパニックではない他の伝え方を学んでいきます。

支援をする側も同じで、その子にあったパニックの予防法や落ち着け方をそうやって少しずつ学んでいくのです。

 

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「〇〇君、またルール破ってる!」をそのままにしておくと…?【吹田市放課後等デイサービス】

2017-11-28

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USJでの待ち時間が苦痛でしかたありません。

こんにちは、吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪 吹田教室です。

一時期こども達からたくさん耳にしていた言葉、

「USJでミニオン乗ってきたで!!」

ミニオンの待ち時間と言えば…土日なんかじゃ200分待ちになるという噂がありますよね。

おもわず「えっ、そんな長い時間待てたん!?」とびっくりしてしまいます。

発達障がいをお持ちのお子さん、特にADHDをお持ちのお子さんは、

待つ」「決められたルールを守るという事に苦手を持つ子がとっても多いです。

ちいさなときは「いいよいいよ」で済まされる事も、そのままにしておくと、

・人の物を許可なく勝手に使ってしまう

・ルールが守れず周りとトラブルになる

・急に遊びの輪に割り込む

・順番などを守れず割り込みをする

等のひっかかりにでます。

こういった事が重なると、周りから避難されたり、仲間はずれにされる事につながったり

自分は駄目なんだというマイナスイメージが膨らみ、

人と関わる事を諦めてしまうといった二次障害を引き起こす原因にもなります。

そしてこの二次障害をほっておくことで、将来にも就職にも大きくかかわってしまいます。

 

何故そんな行動にでるの?理由はワーキングメモリ??

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関係しているのは発達障がいの特徴でもある、

「ワーキングメモリ」等の記憶力の弱さや、衝動性等が深く関係しています。

 

・ルールが守れない

記憶力だけでなく判断力も弱い為中々ルールや決め事を守る事が難しい傾向にあります。

ルールを理解して一度は覚えていても記憶力が弱い為忘れてしまうといった事もあります。

また、こだわりが強さから「勝ちたい」という一心で、自分が不利になると、

独自のルールへと改変してしまう子もいます。

 

・「貸して」「入れて」が言えない。

ソーシャルスキルが身についていないために、その場にあった言葉がけができていない場合もあります。

そして衝動性から思いついたままに行動してしまっているのです。

 

・順番を待つ事を理解していない

興味のある事に気をとられてしまい思ったままに一番に割り込んでしまっている場合があります。

また、状況を見て考えるという力が弱いので、みんなが並んでいる事に気づいていない場合もあります。

順番を並ぶという事を理解できていないと理由がわからずパニックになる事もあります。

 

 

発達障がいだから、と諦めないで!

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・ルールを守らせましょう

時間がかかってもよいです。

たとえパニックになったとしても、ルールは守るように声掛けをしましょう。

「みんなも並んでるよ。一番後ろに並ぼうね。」

「ボールがあたったら外野にでるよ。」

このとき否定的な言葉を使うよりも、

「○○しようね。」といった方が効果的な子もいます。

「割り込んでは駄目です!」だと、

「今の行動が不適合だった」とわかっても、

「どうすればいいのか」が理解しづらいのです。

また否定語が合わさると言葉の意味を理解できないという子もいます。

こういった場合は「後ろに並ぼうね」とわかりやすい指示をしてあげましょう。

また一度思い込むと気持ちを切り替えられず、大声を出したり暴れたりする子にも

必ずみんなと同じルールを守らせるようにしましょう。

そして、自分のこだわりを妥協し、ルールを受け入れる事ができたときには、

めいっぱい褒めてあげましょう。

こうする事で「これが適した行動なのか」と理解してくれるようになります。

 

・言葉にする機会を作りましょう。

実際に何かを借りたいときや仲間に入れてほしいときに、

大人が隣について自分で声に出すように支援しましょう。

気が利きすぎる大人になるのではなく、あえて、

「こういう時なんていうんだっけ?か、か、か…?」

とプロンプトをして「貸して」の言葉を声にだす練習をしてください。

お友達同士では中々言えずトラブルになる事もあるので、

時には代弁してあげる事ももちろん必要です。

SSTの一環としてロールプレイングで練習をするのももちろん効果的ですよ。

 

・約束事を決める

あらかじめ、ゲーム等をする前に決まりごとを作っておくのも効果的です。

「怒らない、泣かない、途中で辞めない」

こういった決まりを作り、ゲーム開始前にみんなで復唱します。

またルールカードを作り、そこに加えておくのもよいでしょう。

怒ったり、辞めそうになった際にはすかさず「お約束なんだった?」と聞いてみてください。

そうする事で決まりを思い出し、ゲームを続行できる場合があります。

そして、続行できた時、やり遂げる事ができたときには、めいっぱい褒めてあげて下さい。

 

・「負け」をたくさん経験する

「負けても仕方ないんだ。」「こんな事もあるんだ。」と経験する事も大切です。

我慢のポーズ、合図をあらかじめ決めておく事も効果的です。

みんなで一緒に大きな声で「しゃーないなぁ!」

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何度もお話しさせていただいている共同体験や共感する気持ちを育てるとともに、

周りにいわれると、すっと耳に入る事も多いです。

もちろん我慢できた時にはめいっぱい褒めてあげてください。

 

・「並ぶ」を守る

並ぶ事を必ず守らせてください。

どうしても我慢できない子は一度、列を離れるという手もあります。

このときできるのであれば、「5分だけ」と時間を設定してください。

離れて休憩をした後はもう一度列に戻してみんなと同じように待つようにしましょう。

「みんなも並んでるから○○君も並ぼうね」

「○○くんも順番ぬかされたらいややんな?」

と相手の気持ちになれるように、何故並ぶのか、をきちんと説明してあげる事も重要です。

 

大人も同じですが、何事も経験が大切です。

そしてこうした経験をたくさんするために、

集団で活動するという事もこどもの発達においては重要になります。

はじめはできなくともいいです。

はじめはパニックを起こしてもいいです。

経験するたびにほんの少しその子の中に積もっていく物があれば、それでOKです。

 

 

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