リコーダーや鍵盤ハーモニカなんて大嫌い!【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市 放課後等デイサービス
こどもプラス大阪吹田教室です。
先日、「リコーダーの宿題があるねん!」といってとある男の子が、
リコーダーの練習を教室でしていました。
一生懸命に練習をしており、たどたしくはありますが、
回数を重ねていくごとに吹けるようになっていました。
幼稚園等に通っていれば、鍵盤ハーモニカを未就学の時から使う事もあるでしょうし、
小学生に上がれば鍵盤ハーモニカだけでなくリコーダーも必須となってきます。
そんな中、その二つに躓きを感じている方も少なくはないと思います。
実際私も同じ様に鍵盤ハーモニカが苦手でした。
忘れもしない事ですが、幼稚園時代あまりに鍵盤ハーモニカが苦手であった為、
私のパートは常にシンバルでした。(笑)
当時の先生たちからの配慮だったんでしょうね。大きくなってから気づきました。
同じスタートラインではない
幼稚園であれば、ピアノをあらかじめ習っている為初めから上手に弾ける子もいれば、
初めて楽器を触る為に音階を覚えたり理解したりするのに躓きを感じる子もいます。
小学校であれば、ピアノを習っている子はもちろんの事、幼稚園で鍵盤ハーモニカに
慣れ親しんだ子もたくさんいるわけですから、
そのスタートラインの違いは更にはっきりとしてしまいます。
皆が同じスタートラインというわけではないのです。
しかし、本人からすればそういった事は別問題。
最初から上手に吹けるはずもないそれに苦手意識を持ってしまう事が多いです。
初心者の子どもには、とにかく音を出す楽しさを覚えてもらう事が大切です。
なのでいきなり上手に吹かせようとするのではなく、
本人の思う通りに音を出してもらう事から初めて行きましょう!
そしてしっかり見てほしいのが、きちんと音が出せているかという事です。
LDやADHD等の発達の遅れが関わっている事も…
鍵盤ハーモニカ等に躓いてしまうお子さんの中には、
・音階や鍵盤の位置を中々覚えられない子
・指を動かすのが苦手な子
・苦手意識があり上達する前に投げ出してしまう子
またこれら全てに当てはまる子と理由は様々です。
そもそも鍵盤ハーモニカというのは、息を吹き込まないと音がでない楽器です。
息を吹き込む動作と指を動かし鍵盤を弾く動作を同時進行しなくてはいけません。
自閉症スペクトラムやADHD、LD等の発達障がいを持っている場合、
こういった同時に二つの事を行う事が苦手です。
またこういった鍵盤楽器は運指にとらわれがちではありますが、
息の吹き込み方にもコツがいります。
強く吹いてしまえば大きな音は出ますが、息が長く続きません。
発達障がいはこういった物事の加減も苦手な傾向にあります。
支援はスモールステップで!
その子その子で躓きは違います。
ですからまずはその子に合わせたレベルで噛み砕き一つ一つ丁寧に支援していく必要があります。
・音階を覚えられない子には…?
鍵盤ハーモニカの音階ごとに色付けを行う。
シール等で音階の色分けを鍵盤に行い、視覚でとらえやすくしましょう。
・ホースをくわえるのが苦手な子には…?
唇の力が十分に備わっていない場合は、慣れるまでは片手を添えてくわえましょう。
また感覚過敏から歯に伝わる振動を深いに感じる子もいます。
柔軟に対応するようにしましょう。
・息が長く続かない子には…?
適量の息を出す練習をしましょう。
ストローやピンポン玉を使って吹く遊びを練習したり、
絵の具を画用紙に垂らしてストローで吹くのもよいでしょう。
そうして強い息や弱い息を視覚や感覚でとらえる事が大切です。
・指使いに苦手を抱える子には…?
最初は指一本で行うようにしましょう。
5本の指を使い分けるのは実はとても難しい事です。
まずは鍵盤の位置や音階をしっかりと覚える事を優先しましょう。
そして、やはり一番大切なのが、
「鍵盤ハーモニカってつまらないや!」
「楽器は苦手だから嫌い」
などの苦手意識を持たせない事です。
本人のペースに合わせつつ、かつ十分な練習時間を用意してあげるようにしましょう。
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