特訓よりも弱点の補強を(吹田市放課後等デイサービス)

2017-09-13

計算が苦手な子供に多くの課題をやらせたり、質問に答えられなかった子供に罰を与えたりする方法は好ましくありません。

そうすることで嫌な印象が残ってしまい、学習への意欲がなくなってしまいます。

 

回数を重ねる練習は不向き

 

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音読が苦手な子どもに他の子供よりも多い練習をしたり、鉄棒が出来ない子供に出来るまでさせたりといった特訓は、発達障がいの子供の場合は成果につながらない事が少なくありません。

発達障がいの子供が苦手な事は練習量や学習量の不足が原因ではないので、回数を重ねても本人にとっては苦痛だけが残り、苦手意識がますます大きくなってしまう事もあります。

むしろ目標のハードルを下げ、取り組みやすくする方が効果が上がります。

例えば逆上がりをしなければいけないとして、発達障がいを持った子供には足を地面から離すだけでよいとするなどにします。

そして出来た時にはほめてあげ、出来る様になって来たら少しずつハードルを上げて逆上がりに挑戦するようにします。

そうすることで子供は出来る楽しさを感じ、苦手意識を薄れさせ、もっと頑張ろうという気持ちになっていきます。

罰を与えない

 

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発達障がいの子供が上手くできなかったとしても、罰を与える事は避け、出来た時に褒める事を優先するようにします。

なまけたり、ふざけたりしたせいで課題が出来ないのではなくて、一生懸命にしていても結果が伴わないこともあり、自分では頑張っているつもりなのに、叱られたり、罰を与えられると不満や反発を覚えます。

そして「頑張ってもどうせだめなんだ」と意欲をなくしてしまいます

じっくり考えさせる

 

学習障がいのこどもなどには計算や文章問題を解くことに時間が掛かってしまう子供もいますが、出来るだけ時間を与え、一つの問題をじっくり考えるようにします

学習障がいの子供は急かされると、余計に間違ったりしてしまいます。

早く計算するのは最後の課題とし、まずは一つ一つを丁寧に時間をかけ正確に解けるようにします。

また数の概念を理解しづらい子供には数や量をブロックなどで目に見える形で実感させるのが効果的です。

発達障がいの子供の理解度が低い部分については、弱さをカバーするようにして理解を深めさせていくことが大切です。

 

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