発達障がいの子への年齢別での対処法【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪 吹田教室です。
ADHDのお子さんはとってデリケートです。
そのデリケートさ故に様々な事で気付いたりしてしまいます。
幼稚園や保育園などの未就学児から小学生に上がり、
その時も様々な試練があります。
本人の年齢によって、支援の仕方を変えていく必要があるのです。
勝手に成長するでしょう…では済まされない小学生時代
本人が恥をかくのもとっても大切なしつけや経験の一つです。
それでも、「ほっておくだけで大きくはなっても、できるようにはならない」のが
ADHDなどの発達障がいのお子さんです。
小学生になり始めて「ADHDでは?」と発達障がいに気付くというケースはまれではないです。
・宿題になかなか取り掛かれない
・なくし物や忘れ物が極端に多い
・授業中にじっとしていられない
こういったADHDなどの特性が顕著にでやすくなります。
頭ごなしに叱られてると本人は頑張っているのに…
と自信を無くすだけなのです。
一番大切なのは、忘れ物が多いのであれば一緒に整理整頓をする。
教科ごとに袋やファイルに入れて本人と一緒に時間割をする。
宿題や学習に集中できないのであれば構造化などで環境を整えてあげる。
このように学習や整理整頓が身に着くように支えつつ一緒に取り組んでいく事が何よりも大切なのです。
「失敗や忘れ物を実際にして困ったら、自分で努力するでしょう」
そう思ってほっておく人もいます。
しかしそれでは失敗を重ねるばかりで
自信を喪失してしまうだけなのです。
構いすぎはよくありませんがそっと手を差し伸べる事はお子さんの成長にとって大切な事なのです。
どうやったら本人ができるのか?方法を探してサポート!の中学生時代
小学校は手を差し伸べてあげる事が基本だと申し上げましたが、
中学生にもなると、口出し手出しをすれば嫌な顔をする事も多くなってきます。
それは自分できる事が増えているという確かな成長の証でもあるのです。
中学生にあがると小学生の時よりも求められる事は更にレベルを上げていきます。
しかし…小学校高学年からもそうなのですが、この時期のお子さんは思春期真っ只中、
大人からの監視や命令に対してはとても敏感で反抗的なのです。
頭ごなしに「〇〇しなさない」なんていえばそれこそストレスにしかならないですよね?
かといって「もう中学生だし自分でやりなさいよ」なんて突き放してしまえば、
それこそ失敗を重ねてしまい本人の自尊心を大きく傷つけ、自己肯定ができなくなってしまいます。
教科書も増えてしまい更に複雑になってしまう時間割は、
教科ごとのプリント入れを作ったりと本人にあった整理整頓法を見つけましょう。
指示や命令、監視の姿勢で臨むのではなく、あくまで相談を持ち掛け、お子さんの相談に乗るという姿勢で。
「自分でできた」という自信を持ってもらう事が何よりも大切な時期です。
役割を担う事で、思春期のお子さんには自己肯定を
うちの教室の活動の中でも、年齢が上がるとともに強くなってくる思いが
「何かお手伝いをしたい」「何か役割がほしい」という気持ちです。
おやつのお手伝いだったりサーキットの準備だったり、
さまざまな形あらわれていきます。
特に5~6年生、中学生にもなればその思いがとても強いのか、
お手伝いを頼んだ時に嬉しそうな顔をしてくれます。
「補助のお手伝いをする代わりに、サーキット周るのは一番最後やしびしっと決めてね」
こちらからすれば補助のお手伝いと自分の番で一番長くサーキットに関わっている事になります。
それでも嫌な顔どころか生き生きとした顔で
相手を見て「このぐらいならいけそう?」1人1人に目を向けてくれています。
やる気のあまりなかったサーキットも一番最後に真剣に取り組んでくれました。
「皆でとったジャガイモ(その記事はまた後日あげます)を一緒に洗ってくれへん?」
このお願いなんて、皆が何よりも楽しみにしている自由遊びの時間を崩してまでやってくれています。
嫌な顔一つせずにこんな狭い中みんなで協力して喧嘩もなく丁寧に洗ってくれました。
「このジャガイモ大きいから先生に似てるわ」
「じゃあこれ俺や」
会話も自然に増えていきます。
複数のお子さんにお手伝いを頼むというのも協力してやってくれるので
社会性を身につけるとても良い機会になるのです。
初めにも申し上げましたが、ADHDなどの発達障がいのお子さんはとってもデリケートです。
だからこそ年齢別に接し方を変えていく必要があるのです。
寄り添うという事が大前提になりますが、その中で構いすぎず、離れすぎず
年齢によって距離感を変えながら療育に取り組んでいく事が何よりも大切な事なのです。
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