発達症がいの二次障がい (吹田市放課後等デイサービス)

2017-05-16

発達障がいのある子供はそうでない子どもと比べると違った特性がありますが、それが障がいによる特性だということをなかなか理解してもらう事ができません。

例えばADHDの子供は不注意のために忘れ物が多かったり集中力の持続ができずに授業中にちゃんと聞かずに周囲から「不真面目だ」というレッテルを貼られてしまう事も少なくありません。

またLDの子供の場合は一生懸命頑張っていても授業についていくことができずに「努力が足りていない」といった評価を受けてしまう事があります。

 

そういった非難を受け続けると子供たちは自信を失い、反発心や反抗心が募り、日常的にイライラしだし、大人のいう事を聞かなかったり、無視したり挑発的な行動を取ったりする「反抗挑戦性障がい」を起こしやすくなります。

反抗挑戦性障がいが更にエスカレートすると暴力や破壊行為と言った「行為障がい」へと至ります。

 

 

強迫性障害やうつ病になることも

 

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発達障がいの特性を理解されないことによる障がいはそれだけではなく、精神状態が不安定になり精神障がいを引き起こしてしまうこともあります

 

不安障害

過度な不安や心配のあまり、不眠や体調不良を起こし日常生活に支障をきたしてしまう障がい

理由もなく不安を訴え続ける社会不安障がい、特定の場所や場面で息苦しくなるなどの発作が起こるパニック障がいなど

 

強迫性障がい

自分でも無意味とわかっている一定の考え(強迫観念)にとらわれていて、それを解消するための行動(強迫行為)を繰り返し、やめられなくなってしまう障がい

自閉症やアスペルガー症候群の人たちはもともと強いこだわりを持っていたり、同じ行為を繰り返しすることが多く特性が似ているため混同も起こりやすい

 

うつ病

気分が落ち込み、意欲の減退、無関心などになる病気

子供のうつ病では無力感、いらだち、落ち着きのなさが現れる

 

発達障がいの子供に対して親や先生から理解を得られずに怒られたり、注意をされると自信をなくし、次第に授業が嫌になり、学校を休み立ちになってしまいます。

また周囲の子供たちからも「わがまま」「乱暴者」といわれ孤立してしまい、子供自身が自分の居場所がないと感じ、学校に行きたくなくなり、不登校や引きこもりになってしまうこともあります。

 

発達障がいをそのままにしておき二次障害を合併してしまうと医師の診察も難しく時間が掛かり、治療を行う時も発達障がいの治療と同時に二次障害の治療も行わなけばならず、そのための治療は大変難しいものとなります。

 

二次障害は予防できる

 

 

無題

 

 

しかし二次障害は発達障がいを早くに発見し、適切な支援を行うことができれば、子供の悩みやストレスも減り、自尊感情を傷つけることもなくなります。

子供が心身ともに安定して日常生活を送る事ができ、意欲や関心を向けられる対象を見つけ、自信を持つことができれば二次障害を引き起こすことはありません。

 

 

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