ADHD(注意欠陥多動性障害)って? (吹田市放課後等デイサービス)

2017-04-25

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落ち着きのなさや注意力の散漫さは2歳くらいから現れますがそうした特性はどの幼児に見られる為、保護者が気付きにくいという点があります。

しかし保育園や幼稚園で静かに座っていないと行けないときでも立ち歩いたりしてしまい、そういったことが続きようやくADHDかもしれないと気付くことが多いです。

 

ADHDの特性として挙げられるのは

 

①不注意

②多動性

③衝動性

 

といった特性があり子供の3~5%がADHDがあると考えられています。

これらの特性は3つのタイプに分けることが出来ます。

 

不注意型

多動性や衝動性は目立たないが、物忘れが多く、気が散りやすく集中できない特徴がある。

目立たないため障がいに気付かれにくく女児に多く見られる。

 

多動性・衝動性型

落ち着きがなく、授業中に立ち歩いたり、おしゃべりをしたりする。カッなりやすくケンカになってしまうことが多く男児に多く見られる。

 

混合発現型

全ての特性が見られるタイプでADHDの8割を占める

このように同じADHDでも全く違う特性があり必要とされる支援は子供によって異なるため行動をよく観察し適切な支援を行う必要があります。

 

 

ADHDの特徴

 

 

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①忘れ物が多い

学校で必要なものを忘れたり、保護者宛てのプリント等を渡し忘れたりといったものから友達との約束を忘れてしまったりし、周囲から仲間外れにされたりすることもあります

②集中できない

集中力を維持させるのが難しく宿題などを最後までやり遂げたり、先生の話を最後まで聞けなかったりするため学力も低下する傾向にあります

③注意力が散漫

注意を向けるべき対象にも他の情報が加わるとそちらのほうに意識が向いてしまいます

授業中では廊下からの話声や窓から見える体育の様子などがが気になってしまい先生の話が聞けなくなってしまいます

④落ち着きがない

一定時間じっとしていることが難しく授業中でも体を揺すったり、時には立ち上がったりしてしまうこともあります

またおしゃべりをしてしまったりして、周りからは「マナーのなっていない子供」というレッテルを貼られてしまいます

⑤考えてから行動できない

衝動性が強いADHDの場合は思いついたことをすぐに実行してしまうため、先生が他の子供に質問していてもすぐに答えてしまったり、友達に悪口を言われるとひどい言葉で言い返したり、手をあげたりしてしまうことがあります

⑥順番を待つのが苦手

他の事に注意が向いていると、みんなが待っていることに気付かなかったり、自分が並んでいたことを忘れてしまったりし、結果的に列に割り込んでしまったり、お友達が喋っている最中にも割り込んでしまったりしてしまいます

⑦かんしゃくをおこす

自分の意見が通らなかったり、思い通りにならないと大声を出したり泣きわめいたり、周囲の人を叩いたりしてしまいます

かんしゃくは時間が経つと収まりますが最中は攻撃的になっていることが多く他の子供を遠ざけたりする必要があります

⑧事故にあいやすい

注意力が散漫なため、落ち着きなく動き回り危険な行動を取りやすいため、事故にあいやすく、またそうなった時には重症になる傾向があります

 

ADHDの治療と予後

 

 

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ADHDの脳の働きを治療することはできませんが投薬によって一時的に多動性や衝動性を抑えることが出来ます

これにより集中力が増えたり、忘れ物が減ったり、考えてから行動ができるようになり、生活の困難が減り、学習成果が上がっていきます

またこの服薬も一生続けるわけではなく、行動療法と並行して行い次第に服薬も減らし、最終的には投薬を中止することとなります

 

行動療法は子供が正しい行動を取れた時にはおおいに褒めたりご褒美をあげたりし、正しくない行動を取った時には怒ったりするのではなく、厳しくない程度の罰(おやつを一つ減らす等)をし、少しずつ正しい行動に導いてあげる療法です

しかし成果が見られるようになるまでには時間がかかりますので根気よく続けていくうちに子供は少しずついい方向に変化していきます

 

環境改善も有効

 

子供が集中できるような環境づくりのために勉強をしている時にはカーテンなどで他のものが目に入らないようにしたり、テレビや音楽を消したり余計なもの置かないようにすることで課題などに集中して取り組みやくなります

 

多動性は収まりやすい

 

投薬や行動療法、環境改善により少しずつ不適応行動を改善することができ、社会への適応力が増していきますが不注意は大人になってからも変わらない人が多いといわれ「ADD(注意欠陥障害)」という名前に変わることがあります

 

 

 

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