10月, 2017年
集団遊びとSST!【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市放課後等デイサービス
こどもプラス大阪吹田教室です!
みなさんはSSTという言葉をご存知でしょうか?
最近耳にする事がとても多いと思います。
SSTとはソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training)の略称です。
分かりやすく言えば人と関わる為に技術や社会的ルールを身に着ける為の療育法です。
人と関わるのが苦手だったり、
自分勝手に思われがちであったり、
他人を傷つける事ばかりを言ってしまったり、
そういった気になる行動をしている子は、
もしかするとSSTが身についていないだけかもしれません。
そういった本人の中の不足を取り除いてあげて、
満たす事で円満なコミュニケーションへとつながり、
学校、そしてうちのような放デイでの生活が、ぐっと楽しくなります。
もちろん将来的なお話しをさせていただくと、就労においても必要不可欠なスキルとなってきます。
4つのスキルで構成!
SSTには大きく4つの大きなグループがあります。
①言葉のスキル ・質問に答える、挨拶を返す、話を聞く等。 ②行動のスキル 結果を予測する、一斉指示での集団行動、その場や相手の行動に合った行動、ルールの理解 ③気持ちのスキル ・イライラや不安を含む気持ちのコントロール、他人を許す・受け入れる、切り替え次の行動へ移れる、 相手の表情や気持ちを読み取る、こだわりを妥協できる ④自己認知のスキル ・自分を受け入れる、苦手を意識する対処する、相手を認める |
もしも、お子さんの問題行動で悩んでいて、この中のどれかに当てはまったら、
それはSSTが身についていないのかもしれません。
不足していたらどうなるの?
ではこの4つのスキルが不足していた場合にどうなるのか。
それは様々な部分でひっかかりとなって現れます。
①自分の気持ちや行動がコントロールできない ・切り替えができない ・かんしゃくを起こす ・順番を待てない ・静かにする場面で静かにできない
①自信が持てない ・活動に参加できない ・変化や新しい物が苦手 ・人と関わろうとしなくなる
③相手の気持ちを考える事ができない ・場に合った言葉選びや声掛けができない ・人の邪魔をする ・他人を傷つける(言葉や暴力) ・会話のキャッチボールができない
④様々な発達への偏り ・視覚や聴覚からの情報処理等に差がでやすい ・集中力に欠ける ・見通しや順序だてて物事を行うのが苦手
|
このように人との関わり大きなひっかかりや困難が生まれやすくなります。
そしてそれをきっかけに「自分は駄目だ」「人と関わったって、いいことはない」
と自ら社会を避けるようになり、引きこもりなどの「二次障害」を引き起こしやすくなります。
『楽しい』『遊び』は学びのチャンス!
楽しい時や嬉しい時が一番子どもたちが伸びる瞬間です!
楽しい事だとわかると、こども達は興味を持って積極的になってくれます。
またたくさん褒める事によって自己肯定感を満たしてあげると、
嬉しさを感じ「もっと頑張ろう」という気持ちになってくれます。
自己肯定はいいところばかりを認める物ではありません、
自分自身で「苦手」を意識する事もまた大切な事なのです。
ルールを守ることは大切ですが、時にはルール改変も必要です。
そうして少し頑張れば守れる程度の物にするというのも大切な事なのです。
集団遊びの中のSST!
普段なにげなくやっているこども達の集団遊び。
その中でもSSTを実行する機会はたくさん潜んでいます!
・氷鬼
鬼にタッチされてしまったお友達をタッチで助ける。
このときに気づいてもらえない子がいたらチャンスです!
そっと近づいて『「助けて!」っていうんやで!』とプロンプトしてあげましょう。
そうすると困った時には自分から声を出さなければいけないという事を知ります。
またお友達の助けてという声に対して「いいよ!」や「待ってて!」と反応できるように
声かけを行うとさらにぐっと効果が増します。
助け合う気持ちや困ったときに声を出す、そしてそれに応える事の大切さを学べます。
また鬼ごっこを通して、相手にタッチする強さ等を知る事もできます。
・ダルマさんが転んだ
鬼の声を聞きながら、タイミングに合わせて止まるというルールによって、
人の話を注意深く聞く癖がつきやすくなります。
また動いてしまっては鬼に捕まってしまうという
その場の状況に合わせた動き方をする事を学んだり、
どのタイミングで鬼が振り向くのか、
後何回で鬼に捕まったお友達を助ける事ができるのか等、
順序立てたり予測する事を遊ぶ中で覚えていけます。
・フープリレー
一人がフープの中に入り、細い道を通る中、
二人がそのフープを持って三人で進みます。
複数の人と息を合わせて進む事や、相手の状況を判断したり、
先読みしたりする事を学ぶ事ができます。
またリレー形式にする事で、自分の順番をきちんと把握し
待っておかなければならない為、順番を待つ練習にもなります。
・○○回収屋さんゲーム
あえてお片付けが必要な運動遊びをした後に、
こども達に手伝ってもらうのもよいです。
普段は中々お片付けをしてくれなくても、
こぞって集めてくれます。
そういった時にめいっぱい褒めると、
また褒められたくて、
普段でもお片付けをしてくれるようになりますよ。
もちろん、ゲーム外でもお片付けをしてくれたら、
たくさん褒めるようにしましょう!
また「次○○するから協力してね!」とお片付けをする理由を説明しながらすると、
先を見通して次の行動の為にお片付けをする大切さを学んでくれます。
このように集団遊びの中にもSSTを行う機会はたくさんあります!
こどもプラス大阪に通っていただいているお子さんで、
お友達の事は好きなのに、そのお友達へのアプローチの仕方がわからず、
思わず手や足が出たり嫌な事を言ってしまったりする子がいます。
ですが、そういった子でも大人が間に入る事によって、
少しずつ自分の気持ちや自分が本当にしたい事を相手に伝えられるようになってきています。
このように大人が間に入ってプロンプトしながら遊べるのが、
放課後等デイサービス良いところだと私は思います。
まずは支援員を含む3人組から初めていきましょう!
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大阪府吹田市五月が丘北5-10 メイカーサ千里PART2 1階
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楽しく続ける運動遊び(吹田市放課後等デイサービス)
こんにちは(*^-^*)
吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪吹田教室です!
いいお天気が続いてくれるといいのですが、
また台風が来ていますね(^▽^;)
月末、気を付けましょう!!
日々運動遊びを続けるには、楽しさが必要です。
大人でも、やらなくちゃいけないと強要されると、やりたくなくなってしまいますし、
いざやってみようと決意しても、楽しくなかったらモチベーションが下がります。
でも、どのように運動遊びを行ったら、続ける事が出来るのでしょうか?
小さな成功
こどもプラス大阪吹田教室では、
小さな成功を大切に、運動遊びを行っております。
どんな些細な事でも褒められると嬉しいですし、
出来たんだ!と思う事で自信に繋がっていくと考えております。
逆に「普通は出来るでしょ?」
「あたりまえじゃん。」
こんな言葉を掛けられると、出来ていても、
出来ていないと思ってしまい、劣等感も感じますし
やる気は下がっていきますよね…((+_+))
だからこそ、どんなに小さな成功でも、
大げさじゃないの(^▽^;)?
と思われるくらい褒めるように心がけております。
大きな目標
子どもにとって、逆上がりや、跳び箱の成功は大きな自信に繋がりますし、
成功できるように、なってもらいたいなと考えております。
最近では、子どもからも自ら「逆上がりにチャレンジしてみたい!」
「今日は、跳び箱をしたい」という声を多く聞くようになってきたように感じております。
このように、目標をもって活動に取り組むことはとてもいいことです。
焦点を定めて活動に取り組むことで、やる気アップに繋がり、出来た時の達成感もとても大きくなります。
なので、目標が持てる様に、次の段階にステップアップしていけるような声かけを行っております。
最近では、子ども自身も友達の姿を見て、すっごーい!あんなふうに出来る様になりたい!!!
と言ってくれる事も増えてきました(*^-^*)
小さな成功を繰り返し、自信を持ち
大きな目標に向かってがんばる事が出来るよう、
声掛けや、運動遊びに日々工夫をしております。
大きな目標に立ち向かう子どもたちはとってもかっこいいですね☆
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乱暴って言われがちなんですよ【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市放課後等デイサービスこどもプラス大阪吹田教室です。
うちに通ってくださっているお子さんのトラブルの中に
「どうしても口よりも先に手が出てしまうんです。」というのがあります。
グレーゾーンのお子さんも含めて、このような発達障害を持っているお子さんは
「ほどほどに」や「ちょっと」や「適当な」
等の曖昧な表現が苦手な傾向にあります。
お友達に対する「適当な力加減」がわからない。
「もうちょっと優しく」がわからない。
「程々な距離」がわからない。
この様な曖昧な表現は年齢が上がるにつれて増えていきます。
ほっておくと、就労に大きくかかわってくるため、見過ごすわけにはいきませんよね!
しかしながら、これには全て理由があるんです。
人よりちょっと触覚防衛反応が働きやすく、警戒心が強いだけなんです!
「すぐ手が出る」というお子さんの中には
触覚がとっても敏感でこういう行動に出てしまう子がいます。
触覚には主に二つに分類されます。
目をつぶって触れ、形や素材等でそれが何かを判断する「識別系」。
自分にとって有害なものを瞬時に判断する「原始系」。
どちらもとても大切な体の機能です。
この二つがうまく育っていないと、「触覚防衛反応」が働き、
自分のパーソナルスペースに誰かが入ると攻撃してしまったり、
偏食がすごく、ほんの少しの味が違うだけで有害と判断し口から吐き出してしまったり、
服の素材等に拘る等のつまづきとなって体の外に現れます。
触覚防衛反応は様々な物に触れて識別系触覚への体験を重ねる事で、
それを危険かどうか判断する材料を増やし
原始系触覚への反射的な行動に抑制がかけられるようになって軽減されていきます。
また逆に触覚が鈍感だと、自らの腕に噛みつく等の自傷行為や、
鉛筆やつめなどをがりがりと噛んだりといった行動に出る事もあります。
固有感覚が弱いから、身体のペーパードライバー!?
乱暴だといわれる子の中には、関節の角度や筋肉の張りを一定に保つ事が苦手な子がいます。
そのために適切な力加減ができない事が多いのです。
この筋肉や関節の使い方と深く関係しているのが固有感覚です。
・関節をどのぐらい曲げているのか
・筋肉が今どのように動いているのか
これらを感じ取る大切な体の機能です。
固有感覚が弱いと
・力加減がわからずに乱暴だといわれやすくなる
・文字が上手にかけない
・動きをうまく模倣する事ができない
・人と距離が近すぎる
等のつまづきとなって体の外へ現れます。
また手先の不器用さも、全身を大きく動かす粗大運動で微細運動も一緒に向上する事により改善されるケースもあります。
鉄棒やマット運動や遊具遊びを生活の中で多く取り入れていきましょう!
ペーパードライバーも毎日運転していれば、慣れてきて運転技術が向上しますよね。
そういう事なんです。
感覚統合への療育には、集団でのかくれんぼが有効!!
集団で行うかくれんぼって実はこどもにとってとってもいい事ずくめって知ってましたか?
感覚統合をするならば、もってこいなんです!
・「抑制」の力を働かせて鬼に見つからないように静かにやり過ごす。
これにより場を選んで静かにする練習になります。
・自分では見えない背中等の部分へのボディイメージが形成される。
相手や周りにどうみられるか等客観的に自分を見るイメージがつき、
身だしなみに対するつまづき(Tシャツの裾が出ていても気にしない等)が改善される事もあります。
身だしなみもまた、就労につくには何よりも大切な事ですよね。
・お友達の体を隠してあげる事で固有感覚を養いさらにボディイメージを形成する。
「鬼に見つけられないように」と考える事で共有体験を通し、
仲間意識を高め、社会性も同時に身に付きます。
客観的に身体を見て視覚で腕や足の位置等を理解する事によりさらなるボディイメージが育まれ、
相手がどのぐらいで痛がるか等の力加減も学ぶ事ができます。
・様々な素材の物を用意する事で、触覚を養う。
たくさんの素材に触れる事により、触覚への刺激を補います。
こういった遊びの中で体験する事により、触覚へのこだわりが楽しみながら改善されるのです。
遊びは大人とやるだけでなく、他のこども交えてやるほうがぐっと療育への効率がアップします。
私たち大人に隠されるより、こども同士で隠し合ったり一緒に隠れたり、
団結する事で相手を思いやる気持ちが育まれるからです。
一見何気ない遊びの中にも、療育をしていく機会はたくさん潜んでいます!
まずは諦めず、本人が楽しい!と思える方法で試していきましょう!!
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楽しいおいしいお芋ほり♪【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは(^^)/
吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪吹田教室です。
最近は雨の日も多く、元気なこどもプラスのこどもたちは
何日も外遊びが無いので、「今日も雨~…外遊び無い…」といったため息も多く聞かれます。
今日はそんな雨の日が続く前の先日、
こどもプラス大阪2nd教室と合同お芋ほりに行きました!!
今回は、その事を書こうと思います♪
汚したくない!
お芋ほりがあるから、軍手とスコップ(シャベル)を持ってきてくださいと伝えていたのですが
この日のために買ってもらったという児童がいました。
登所すると先生見て~!買ってもらったんだ!!
と、嬉しそうに伝えてくれました。
でも、いざ畑に着くと、畑には前日の悪天候の影響もあり、水たまりが少しありました!!
泥んこ遊びに夢中になる児童もいましたが
やっぱり買ってもらってすぐには汚したくないみたいです
最初は戸惑っていましたが、お友達を見て、
楽しそう!!
と、一緒にお芋ほりを楽しみました♫
手伝ってあげるね!!
お芋ほり中、お芋を傷つけてしまわないか、ツルから切れるのではないか…
と、慎重にお芋ほりをしている子どももいました!
すると・・・・
手伝ってあげる!!と手伝いに来てくれる子どもが!!
ちぎらないようにね!!
もっと気を付けて!!!と言葉を掛け合います(*^-^*)
おいもが顔を出すと、2人で引っ張って、
せ~~~~の!!で抜いていましたよ!!
普段は、手伝うと言われても遠慮してしまいがちな子どもにもでしたが、
協力し合っている姿に、感動しました
自分で抜いたお芋だから!!
たくさんのお芋が抜けて、お土産もできました!
芋ほりから数日後は、自分たちで採ったお芋を使っての手作りおやつを作りました。
皮をむいて…
お砂糖で炒めると………
大学芋になりました!!
お芋ほり当日にいた子どもは、
これ、僕が掘ったお芋やで!!と誇らしげ!!
お芋ほりに行ってない子どもも、
すご~~~い!!と褒めていました!!
そんな話をしているうちに、お皿はからっぽ!!
黒糖で作ったので、匂いが嫌~~!!と言っていた子どもも
こどもプラスで掘りに行ったお芋だと知ると、美味しいと言って
ほとんど全員が完食
ごちそうさまでした(*^▽^*)
いっぱい食べた後は、皆でフラッシュカードを使って
カルタ取りもしました!!
今日は少し難しめに…
都道府県カード!
みんなで見合って・・・・
ふだが読まれたら瞬発力!!で行くけど、
さすがは都道府県カード!!
なかなか見つけられません。(笑)
静かな活動で読まれた問題の県は覚えてるかな??
難しい問題も一生懸命に取り組む子どもたち!
とってもかっこいいですね✨
次は、どんな事をしようか、指導員一同考えております(*^^*)
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LDってなぁに?【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは。
吹田市 放課後等デイサービス、こどもプラス大阪 吹田教室です!
運動会シーズンも終わり、本格的に秋・冬に向かってきましたね。
2学期に入り、1カ月がたち宿題の量もしっかりした量が出ているようで、
教室のこども達はひぃひぃ言いながら宿題をしています。
私も宿題が大嫌いでした…。
問題が面倒な上に、やっても学校に持っていくのを忘れたりしてたんですよね(笑)
私の場合は単なるめんどくさがりでしたが、もちろんそうでない子もいます。
勉強嫌い、学習困難とはちょっと違う…?
最近、少しずつ耳にする事が多くなってきた「LD」という発達障害があります。
Learning Disordersまたは Learning Disabilitiesの略称で、
日本語では学習障害といいます。
LDには自閉症のような世界で認められたはっきりとした定義はありません。
日本でよく用いられる定義も1999年に文部省が定めた物なので、
まだまだ浸透しずらい発達障害であるのも事実です。
LDの定義 ①基本的には全体的な知的発達には遅れがない ②聞く事に困難がある ③話す事に困難がある ④読む事に困難がある ⑤書く事に困難がある ⑥計算する、または推理する事に困難がある ⑦これらの原因は中枢神経系になんらかの機能障害がある事である ⑧その他の障害(視覚障害・聴覚障害・知的障害等)や環境的な要因が直接的な原因ではない |
計算はできても、書く事につまづく子もいれば、
ひっ算(計算)はできても文章問題(読む)につまづく子もいます。
LDという枠組みの中でもその子その子によってひっかかりやつまづきは違ってでるのが特徴です。
LDと脳の関係
学習障害の中には、ディスレクシアという障害があります。
これは、主に読みや書きに大きいつまづきを感じる障害です。
あのハリウッドスター、トム・クルーズが自らディスレクシアであると公表した事によりその名前が広まりました。
普段お話しをしてる時は何ら違和感はないのに、
音読をするとなると急に言葉につまったりたどたどしくなったり、
文字を書くときも鏡文字になったり…。
読む事・書く事に困難を抱えるというのが特徴です。
最近は「読み書き障害」と呼ばれる事も多くなりました。
このディスレクシアを抱えているのはLDの方の役8割程だと言われています。
またこの文字の読みや書きを司る中枢は左頭頂葉の「角回」と呼ばれる部分です。
この角回に脳腫瘍ができたりすると「後天性失読症」と呼ばれる
後天性の障害になる事もある程、読み書きと深いかかわりのある部分です。
この角回の働きがディスレクシアの子は弱いというデータも出ています。
そして、前頭葉の「ブローカ野」と呼ばれる部分の働きも弱いようです。
ブローカ野は運動性言語の中枢で、これにより話す事へつまづきがでているのだと考えられています。
このように学習面で様々なつまづきを抱えるLDですが、
上記の通り、直接的な原因はADHDや知的障害ではありません。
そしてもちろん本人の怠業等が原因でもありません。
また就学後に初めてつまづきを感じるという場合も少なくありませんので、
気づかれにくいこともあり、周りから「努力が足りない」など勘違いされやすいのも事実です。
そして「どうせ自分にはダメだ。」や「やっても意味がない」とマイナスのイメージを持ってしまい
勉強自体を嫌いになりがちです。
そうならないためには一人一人にあった手厚いサポートで、
本人に苦手意識だけを持たせない事が大切です。
また直接的なLDへの療法ではなくとも、
片足立ちなど、足を使う運動が前頭葉を鍛えるという説もあります。
まずは本人にあったサポート方法を探す事からはじめてみましょう。
体験・見学などのお問い合わせ等は随時受け付けております。
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楽しいと思える運動遊び(吹田市 放課後等デイサービス)
こんにちは。
吹田市放課後等デイサービス こどもプラス大阪吹田教室です。
気候が安定せず、体調を崩している人が多く見られますが、皆様は大丈夫でしょうか?
寒暖差の激しいこの時期は特に体調管理には気を付けたいですね…!
そういえば、この間仕事帰りにわたしの家の近所の公園で、逆上がりを必死に練習している女の子を見かけました。
私も逆上がりはとっても苦手で、よくその公園で練習したな…なんて思いました。
でも、出来ない事があるってとっても辛いです。
特に周りの友達が出来ている時は、なんだか自分だけが取り残されてしまった。そんな気持ちになったりしませんか?
こどもプラス大阪では、そんな辛さを感じない様に、運動療育に取り組めるよう、日々考えております。
苦手意識の克服
苦手意識のある物って、進んで取り組みたいとは思えないことも多いですよね?
やってもできないと思う事を人前でやるのって、勇気が必要です。
なので、失敗した、苦手だと思わない様に活動に取り組んでもらいたいので、できた事があるのなら、どんな些細な事でも、褒める様にしています。
また、やりなさい!と行動を強制しない様にも心がけております。
宿題とかでもやりなさいと言われると、たった今やろうと思ってたのに…とやる気がなくなったりしますよね?
出来る時に少しでもやったらほめる。
これが、正の強化になり、やる気アップにつながっていきます。
一歩ずつ次のスッテップヘ!!
いきなり、逆上がりをやろう!!やってみて、と言われて出来る人は、なかなかいません。
逆上がりには、鉄棒の上に足を蹴り上げる力、お腹を鉄棒に引き寄せる懸垂力、鉄棒の向こう側に足を持っていくために腹筋も必要になるなど複数の力が必要になりますが、たくさんの動きを同時に行うのは実に難しい事です。
それらの力が、楽しみながら少しづつ身に着くように、こどもプラス大阪では日々の運動遊びに、柳沢運動プログラムの運動遊びを取り入れています。
例えば…
おサルさんになって、ぶら下がりながら、ボールをかごに入れる、サルのボール運び
この運動遊びでは、ボールを持ち上げて、耐えるため、懸垂力が身に着きます。
意外とかごの高さもあり、子どもは意固地になって、なかなか入らない!!と入るまでやろうとします。
入った時思いっきりほめてあげると、とっても誇らしげでした(笑)
達成感は、やる気に繋がりますね…(*^^*)♫
そのほかにも蹴り上げる力を身につけるために、
ここまで蹴り上げてみよう!というサルキックという運動遊びもあります。
最近では、夏前から逆上がりを目標にしていた子どもたちが一人、また一人と逆上がりができるようになってきていて日々支援員は驚きの連続です。
さらに、出来る子どもが増えてくると、負けず嫌いな子どもたちの心に逆に火がつくことも多く、教室内ではとてもいい刺激になっております。
楽しみながら、一つずつ苦手が得意に変わるこどもプラス大阪の運動遊びを
一度体験してみませんか?
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運動と発達障害【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市放課後等デイサービス、
こどもプラス大阪 吹田教室です。
秋ですね~。色々と味覚が美味しい季節になりました。
こういう季節になると、ついつい思い出に浸ってみたい気持ちになるんですよね。
あぁ、あんな事があったなぁ…こんな事があったなぁ…。
そして以前、お世話になった自閉症の女の子の事をふと思い出しました。
彼女は高いところに上るのが大好きで、飛び跳ねたち手を叩くのが癖でした。
そんな一見、はたから見ると意味のないように見える行動、
これを常同行動と言います。
本当に、あまり深い意味はない行動だそうです。
くるくる回ったり、飛び跳ねたり、手を顔の前で握ったり開いたり…
といった癖のような行動です。
同情行動は無理にでも止めるべき…?
こういった常同行動は、自閉症のお子さんやADHDのお子さんに見られる事が多いようです。
・不安を感じ、常同行動により安心を得ている場合 ・刺激を求めている場合 ・何かを求めている(伝えている)場合 ・感覚遊びの一環である場合
|
など、さまざまな理由から出る行動です。
決して悪い事ではないので無理に止めなくてもいいものではありますが、
それでもやっぱり気になる方も多いでしょうし、
場を選んでほしい…
なんていう保護者の方も多いと思います。
ではどうやって、『場を選べる』ようになるのか。
切り替える脳にしていけばいいのです。
切り替える脳を鍛えるには?
ADHDのお子さんには、多動行為がみられる事が多々あります。
そういったお子さんをただ
「静かにしなさい!」「おとなしくしなさい!」と言っても、
体の使い方や感覚の不安定さ、精神的な不安等から多動行動が出ている場合もあるので、
言い聞かせるだけでは中々落ち着く事は難しいです。
常同行動も同じで、安心感を求めてやっている事もあるので、
無理に止めようとするとパニックになる事もあります。
ではどうするのか。
止めるではなく、やる事を提示する、見つけてあげる事が大切です。
ジャンプ一つにしても、飛びあがって足首を使って、思ったところに着地する、と実は複数の事を同時に行っています。
ジャンプするのが好きなお子さんの中には、そういったジャンプする感覚が
実はしっくりと来ていなくて、ひたすら繰り返しているという子もいます。
子どもたちに動物をイメージしてもらい、ポイントを提示しわかりやすく説明したり、
ルールやゲーム性を持たせて取り組む事でそういった体の違和感を少しずつ取り除いていきます。
体のコントロールの仕方を経験する事により、自分の手足の位置を正確に理解し、姿勢を正す事にもつながっていきます。
また、刺激を求めてその行動に出ているのならば、他に刺激を用意すれば落ち着いていくというケースもあります。
そして切り替えるという事には、タイミングを提示してあげる事も大切です。
こどもプラス大阪の活動で例をあげるのならば、
運動遊び→動くのOK!大きな声を出すのOK!でも最初と最後のご挨拶だけはきっちりね!【動】
静かな活動→座って静かにしようね!(無理のない程度に)【静】
合間合間でご挨拶をいれる事により、子どもたちに切り替えのタイミングを理解してもらいます。
こうする事でいつ終わったのか、いつ始まるのかを明確にしております。
挨拶というのは大人になって就労を目指す上で欠かせないものなので切り替えのタイミングを挨拶にしています。
こうやって動と静を繰り返す事で、
脳が運動により一度興奮状態になり、その後で興奮を抑制する訓練となります。
そしてこうした訓練を重ねる事により、少しずつ切り替えられる脳になっていきます。
はじめからうまくはいきませんが、習慣づけが大切で、
繰り返す事で少しずつ要領をつかんでその子のペースでできるようになってきています。
こうした運動の後にプリント学習などをする日もあるので効率もぐっとあがります。
(運動の後は学習の効率がアップするというデータが脳科学にて実証されています。)
フラッシュカードで発語する機会も多いので、
「お家で発語する言葉が増えた!」といううれしいお言葉もいただいております。
LDと運動の深い関係
勉強面で苦手があるとされているLD。
一見すると運動とはなんの関係もないように思いますが、
・音読の際に文字を読み飛ばしてしまいうまく読めない。 ・黒板の字がうまくノートに写せない。
|
こういった子の中には、目の動きがうまくいっていない子が多いです。
前庭感覚が弱いためにこういった不具合が体の中でおこっている事があります。
また手加減ができにくい、手先が不器用だというお子さんは固有感覚が鈍く、
手足の位置やどう動かしたらよいのかという事がわかりにくいようです。
トランポリンや鉄棒、マット運動等で、飛んだり回ったりといった機会をたくさん作ることにより
そういった体の中の違和感等を減少させる事ができます。
また切り替える脳になる訓練を同時に行う事で、
授業中(集中する場)⇔休み時間(集中せずともよい場)
こういった生活リズムを少しずつ形成していけます。
要するに何が大切かと申し上げますと、
メリとハリなわけです。
子どもたちの生活の中に、ほんの少しメリハリをつける事によって
そのメリハリが他でも生きてくるのです。
メリハリのついた生活は、就労の上で何よりも大切ですよね。
拘りが強いならば、ずっと気張らなくていいんだよ。とメリを理解してもらう事も必要です。
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調理実習~いっぱい食べて元気に運動!~【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは! 吹田市 放課後等デイサービス こどもプせラス大阪吹田教室 津村です。
中秋の名月(十五夜)も過ぎ、すっかり涼しくなりましたね((+_+))
朝晩は、冬服を着ないと寒いぐらいです…
食欲の秋という事で、2nd教室と合同で、調理実習を行いました!!
友だちが困っていたら…
調理実習では、チーズフォンデュとチョコレートフォンデュを作りました!
ポテトや、野菜をたくさん炒めます。この写真は、その時の物です。
野菜は、火が通るまでが長く、全然焼けない!!暇なんだけど!!と焼いている子どもも言っていましたが、火が通ると焼き色が付くのも早く、ねえお願い!!焦げちゃう!!誰か手伝って!!と大慌てでした。(そんなに慌てなくても、すぐには焦げませんが…(笑))
すぐ近くにいた子どもが、大丈夫?と駈けつけてくれました✨
めっちゃ協力するね~いいや~ん!というと、
一人は大変やもん!友だちが困ってたら手伝うよ!
と言っていました。驚くほどお兄さんです(笑)
お母さんの料理姿を見てるから
お母さんのおにぎりは、三角やねんけど、なかなか三角にならないとおにぎりを持ってきました。
お母さんが握っているのを見ているから、それを真似してるんやけど…
丸くなる!!
数分間にぎにぎして、三角になったおにぎりを、もって
すごいやろ!!(どや顔)
すご~い!!一番上手かも!!と言うと
だっていっつもお母さんの見てるからコツ知ってるもん!!
な~んて言ってました。母は偉大ですね…( *´艸`)
お母さんって大変なんだと少しでも感じてもらえたなら嬉しいです。
未就学のお友達との交流
2nd教室との合同の調理実習だったため、未就学の児童がいました。
初めは、戸惑いながらも、自分より不器用な未就学さんを見て、
こうすると良いよ!手伝ってあげる!という姿がありました。
出来ない事を馬鹿にするわけでもなく、
それどころか手伝う姿があり、すごく成長を感じました。
自分で作るととってもおいしい!
やっと出来上がって、子どもたちも量にびっくり(゜o゜)!
まるでバイキングみたい!!
いざ、チーズフォンデュ✨
とろとろチーズと、自分で炒めた野菜が絡んで超美味しい~(*^^*)♥♥
おかわりしてもいい?と聞いて何度もお代わりしていました。
初めは、チーズは嫌いなんだ!!食べたくない!
なんて言ってた子どももいましたが、周りの子どもがあんまりにもおいしそうだったので、ちょっぴりチーズを付けたウインナーをぱくりっ!!
おいしい~~~~!!!
その後は、食べないと言っていたのがウソのように食べていました。
普段から、あまり食べないのが気になる子どもも指導員がびっくりするほど食べていましたよ!
なかでもウインナーは大人気だったのですが、取りすぎると「ちょっと!取りすぎ!!他の子の子とも考えて3個ぐらいにしようや!」なんて子ども同士で声を掛け合ってました。
調理実習で優しさまで身に着くなんて、すごいな…なんて考えました。
お腹いっぱい!運動遊び!!
吹田教室に帰ってきたら、運動遊びを行いました。
大きくカエルジャンプでフープを飛び越えます!
運動遊びの中でも、苦しい~という子どもがいると、大丈夫?と声を掛ける姿が!
いつもの運動遊びでも、やさしさが見える事が増え、その姿が、調理実習にも生きたような気がします。
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アスペルガー症候群って!?【吹田市放課後等デイサービス】
こんにちは、吹田市は五月が丘にございます放課後等デイサービス、
こどもプラス大阪 吹田教室です!
みなさんは普段、人とお話しをしていて、相手の表情が曇ってしまい、
「あれ、今の発言は違ったかな…?」
と思った事はありませんか?
人と人との関わり合いはこの社会において不可欠です。
うちの事業所にも「大人になるまでにはなんとか…!」と
コミュニケーション面に悩みを持ち改善したいと思っている保護者さんは多いです。
そんな日々重要視をされているコミュニケーション力ですが、
特にそのコミュニケーションへのつまづきを抱えている発達障害があるのをご存知でしょうか?
アスペルガー症候群って?
アスペルガー症候群(AS)とは、
自閉症スペクトラム(ASD)の中に含まれる発達障害の一種です。
知的障害が見られない高機能自閉症似ていますが、
言語障害がない事がアスペルガー症候群の特徴です。
語彙も豊富で、人とお話しをする事を好む傾向にあるので、
コミュニケーション面にはまったく問題がないように見えます。
しかしお話し好きと言っても、相手の気持ちを汲み取ったり、
空気を読んだりする事が苦手で、
自分の話したい事だけを一方的に話してしまう傾向にあるので、
会話や対話が成り立ちません。
これにより、他人との意思疎通や人間関係を作り上げる事において困難を抱えており、
社会性に多くのつまづきを感じています。
またアスペルガー症候群が注目され始めたのは1980年以降と、
その歴史はまだまだ浅くわかっていない事も多い為、
専門医であっても診断に迷うといったケースが見られています。
アスペルガー症候群と脳の関係性
アスペルガー症候群にも自閉症と共通するような脳機能の特異さが見受けられます。
①側頭葉の上側頭回・紡錘回を含む神経回路 ②前頭前野 ③偏桃体 ④前帯状回
|
以上の部位で活動の鈍さがみられます。
これにより
①人の表情を読み取ろうとする働き ②相手の気持ちになって考える働き(心の心理)・ワーキングメモリ ③不安などの常同をコントロールする働き ④選択的注意
|
などにつまづきを抱える事があります。
またミラーニューロンの働きも弱い為に
「見て覚える」「見て学ぶ」といった行為も苦手だともされています。
そして時間の流れを理解しずらい傾向にあります。
これは脳の辺縁系と呼ばれる部分の働きに特異が見られるために起こります。
何かのきっかけで昔の出来事を思い出し、急に怒りだしたり、
1年前の喧嘩を思い出し急に相手のお友達を叩いたり…といった行動に出る事もあります。
一度不安を感じた出来事を引きずり、パニックになるというケースもあります。
これをタイムスリップ現象と言います。
また手足を同時に動かす協調運動が苦手な傾向にあり、
こういったスポーツ面に苦手意識を持っている子も少なくはありません。
また強迫性障害や統合失調症等と特徴が類似している部分があり、
誤った診断や誤解を受けやすい傾向にあります。
サヴァン症候群
アスペルガー症候群の中には、特定の物事に対し高い能力を持つ子もいます。
膨大な数字を瞬時に覚えたり、国旗を全て暗記している子、
見た景色、物を瞬時に記憶し細部まで絵に描き起こせる子、
その能力は周囲の予想をはるかに超える物がほとんどです。
これは、自閉症スペクトラムの特徴の一つである「こだわり」が大きくかかわっています。
そのこだわりが本人の興味のある物へ向けられたとき、
驚異的な力を発揮するのです。
もちろん、このサヴァン症候群はすべての自閉症・アスペルガー症候群の子にみられるわけではありません。
しかしこういったところから
「こんなにも高い知能、能力を持っているのに発達障害なわけがない」
と誤解を受けてしまうのです。
アスペルガー症候群の予後について
こういった様々なつまづきで様々な誤解を受けやすいアスペルガー症候群ですが、
困っている事に気付いてもらえないままでいると、
当然何一つ本人のつまづきは改善されないままです。
他人と適切なコミュニケーションが図れず、社会との接点も減り、
挫折感や無力感等のマイナスなイメージだけが本人の中に残り、
二次障害を引き起こしやすくなります。
そうならないためには、
まず周囲が本人への理解を深め、適切なコミュニケーション方法を指導していく必要性があります。
SSTや行動療法、TEACCHなどアプローチの仕方はいくらでもあります。
そして何より経験が大切です。
日々の小さなつまづきを取り除いていき、
本人が安心して暮らせるように支援していく事で、
次第に社会的技術が身に付き円滑なコミュニケーションが図れるようになっていきます。
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